『錬金347話 牧畜用の土地を開拓』
『錬金347話 牧畜用の土地を開拓』
食肉用の牛と決まれば、外に置いておいて、先に牧畜用の土地を開拓するのが先だろう。
土地が決まってないのに牛を先に入れても、管理できないし邪魔になるから、文句が出るのは避けたい。
そこで先に牧畜用の土地を作ろうと思う。
俺は以前から牧畜の経験はない完全な未経験者であるので、イメージでしかないが、イメージではめちゃくちゃ広い土地に雑草が生えていて、放し飼いする感じかな。
餌は雑草かダイズなどもあると聞いたことはあるが、詳しくはわからない。
コメやコムギは食わないだろうな。
でも牛があるのは知っていたけど、これだけの数をもらえたのは大きいな。
農作物はコメやコムギや野菜が成功してきていて、食べるのに困らないまで作れるようになったが、食肉は農作物と比較したら全く追いついていなかった。
現状では食肉はあるにはあったから、牧畜までやるには時間がかかるし、やり方もわからないので、できなかったのだ。
「リザド、とりあえずは牛はここに置いておく。入れる前に牛用の土地を開拓するよ」
「そうですね。ここに置いておきます。誰も取りませんから」
農村に入りまだ空いている土地の開拓をするため、ミスリル農具を用意した。
荒れ地の土地を開拓するには、農具が一番いいだろうからだ。
「魔王は知っていると思うけど、これは俺の錬金術で作った農具なんだ。荒れ地でも農地に作れる優れものさ」
「荒れ地はたくさんありますね、十分牛が飼えるだけの広さはあります。雑草は必要ですが、全部荒れ地ですが本当に開拓できますか、もし開拓するにも何ヶ月とかかかるでしょう?」
「いいえ、俺のミスリル農具なら何ヶ月も要らない。今日にも開拓はできる。しかも俺一人でいい」
「ええっ!! 村長が一人でこの広さの荒れ地を開拓するのですか。住人がいるのだから手伝ってもらったらどうです!」
リザドはまだミスリル農具の力を見たことがないから、信じていないでいる。
まあこの農具の力ばかりは、実際に見てみないことには信じろと言われても、信じてもらえないだろうな。
そういう俺も初めて開拓した時は衝撃を受けたのは覚えている。
さっそく荒れ地をミスリル農具で掘ってみたいと思う。
敷地は俺のイメージで、これくらいの広さてのをイメージする。
イメージすると本当にそこだけ開拓してくれるから便利な機能であるが、どういう仕組みなのかは俺も知らない。
「さぁ、掘るぞ!」
ミスリル農具を実際に荒れ地に落とす。
ザクッ!
一度だけ掘ってみた。
ミスリル農具が荒れ地の硬い、草一本生えない土にささった。
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