『錬金339話 魔王視点 リザードマンを連れて帰る』
『錬金339話 魔王視点 リザードマンを連れて帰る』
「リザドよ、俺は辺境の地にある農村で暮らす。一緒に住人になって欲しいがよいか」
「大変光栄でございます。リザードマンが20人いますから、ご一緒します」
「決まった、リザドと20人のリザードマンは今日から俺と一緒に暮らす」
「リザードマン20人は精鋭部隊ですから、ストラマーベル様の役に立つと思い選びました」
「俺はリザードマンでいい」
「魔将娘も意義はありません。よろしくなリザド」
「よろしくですセルラ、それとビビ、パヒューナ。魔将娘とご一緒出来て嬉しいです」
リザドと他20人は頭を下げて礼をした。
統率が取れるのも良い。
「現状は大きな変化はないが、北、東、南の魔王は健在だ。俺が魔王城に居ないと知ると不審に思う」
「他の魔王は現状は動きはないようです。ただこの西の大陸にいる勇者パーティーは異変がありそうです。偵察させている魔族からの報告では、王都にいる勇者パーティーは魔物が大量に発生してしまい、その対応で忙しいとのことで、勇者グラティアスは失敗ばかりすると評判がガタ落ちしていますとあります」
「勇者パーティーのグラティアスは弱まったか。やはりな、村長の言った通りだな」
「知っていたのですか?」
「魔物が大量に発生しているのも、グラティアスが不調なのも全部フランツ村長の影響だよ」
「ええええ、全部フランツ村長の影響ですか。錬金術が影響してるとか?」
「フランツ村長て、化け物です~~~~!!」
「異常な存在です!!!」
「フランツ村長は錬金術だと言っていた。全部錬金術が関係しているとかだ。凄いひとである」
フランツ村長から聞いたから間違いはないだろうが、聞かされた少女隊は、ぼう然としていた。
「はい、意味がわからないですが、凄いのは伝わります」
「グラティアスは魔族から見たら、人族でも最大の敵です。グラティアスが弱まったなら、人族の戦力は大幅に低下ですし、怖さは無くなる」
勇者パーティーは、西の大陸にあるターバンド国に所属する冒険者で、俺を敵視する冒険者でも強さは最強と分析していた。
「うん、どうも俺が農村に来る前に、勇者パーティーが来たらしいのだ。するとフランツ村長を筆頭に魔竜などで、ぶっ飛ばしたと聞いた。その後はどうするかは不明だが」
「えええええええええええ!!」
「それじゃあ、人族はもう倒したも同然です。ターバンド国は、農村を放置するのか、敵対するのか、どうなるの?」
「フランツ村長は魔族も人族の国とも戦う意思はないのだ」
「ないとは?」
「農作業とかして、ゆったりと暮らしたいらしい。本人は静かにしたいから、誰も来てほしくないとも言っていたな」
これはフランツ村長の口癖だから言ってもいいだろう。
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