『錬金338話 魔王視点 少女隊を指揮官代理にする』
『錬金338話 魔王視点 少女隊を指揮官代理にする』
まだ魔王城にはゲートは現れてないとのことで、そこは良かった。
来るなら、いつ来るかだ。
死んでれば一番いいのだが。
「ストラマーベル様、もしものことがあります、ゲートが現れることもある。そこで魔王様にいる魔族を連れて行ったらどうでしょうか。城にいる者は全員が、魔王様に忠誠を誓います」
ユファから提案があり、俺が農村に居るなら魔族を連れて行けというものだ。
確かに魔王軍にいる魔族を連れていれば、いないよりは戦力上昇にはなるから、ゲートも手を出しにくくなる。
当然にゲートは戦力で勝てると思うまでは、攻められないわけで、魔族がいるのは悪くはないと思える。
しかし俺は良いが村長が何ていうかだ。
俺が魔王城に帰るのは賛成していたけど、魔族を引きつれて帰って来るとは言ってないし、驚くだろうな。
認められないと言う可能性もある。
「そうですよ魔王様、農村に連れて行くのはビビは賛成です、きっと村長も認めますよ」
「大丈夫かな、俺はわからないけどな」
「大丈夫でしょう、村長には魔王様の護衛する魔族だと言えばいい。ダメとは言えませんよ」
「わかった、連れて帰るとする」
魔将娘も賛成するし、護衛という名目なら村長も断れないと考えた。
「連れて帰る魔族は誰にしますかね」
「誰かいるか、クルセーラ?」
「そうですね、私が呼んできますのでお待ちを」
「頼む」
クルセーラが城にいる魔族を呼ぶとする。
クルセーラに任せておけばまず大丈夫だと思って信頼した。
しばらくするとクルセーラは部屋に戻って来た時には、魔族を多数連れてきていた。
かなり多いな。
「お待たせしました。お呼びした魔族はリザードマンです。リーダーをつとめるのはリザドです」
「うむ、リザドだな」
「はい、魔王ストラマーベル様、リザドです。今回はお呼びくださり光栄です」
やって来たのはリザードマンの部隊だった。
人数は20人はいる。
全員が武器と防具を持っていた。
彼らは優秀な魔王軍の部隊で、人族との戦いでも一緒に戦ったことは何度もあるから、俺の護衛に関しては問題なくこなすだろう。
それにリザードマンは忠誠心が高いのも評価でき、魔族には忠誠心が高いのと低いのがいて、種族によって様々であった。
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