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『錬金327話 オレンジをテーブルに』

『錬金327話 オレンジをテーブルに』




 料理はいつも通りに食べだす。

 そこで食べてる途中にスイがオレンジに気が付いたらしく手に取った。


「あれ、この黄色いのは初めて見る料理だ。綺麗な色をしているけど食べれるのかい?」


「食べれるのよ、私も食べたけどスイも食べてみなよ。ちょっと酸っぱいけど。それと周りの皮は食べない方がいいわね」


「へ~リアは先に食べたのね、それじゃ食べてみようかな、どれ、一口と、うん、酸っぱいな~~~~~~」


 スイはリアにすすめられてパクっと一口で食べると吐きそうになるので、初めて食べる味覚かもな。

 実際に吐いてはいないが顔は酸っぱいと言う顔を作っているので、リアとメヌエットは笑っている。


「スイ、大丈夫か、食べれるのこれ?」


「酸っぱくて甘いのよ!」


「モフルンも食べてごらんよ、おいしいからさ」


「匂いは、鼻にくるかな。果物の匂いだがオレンジてのは初めてだ。珍しい果物だ、どれうん、うん、美味しい!」


「美味しいか、モフルンの口には合うようだな」


 スイはびっくりしたけど、逆にモフルンは笑顔だった。


「うん、とても美味しい、スイは苦手?」


「苦手というか初めて食べる味だ。そもそも魔竜は果物は食べないからな。主に肉食だ」


 スイは肉食なのは納得で、竜が野菜とか果物とかで健康意識するのは、あまり馴染まないし、どっちかと言うと肉を食ってるのが似合う。

 スイ本人には言えないが、やはり竜なのだな。


「オイラも好きだ。果物なら好きだよ。雑草とか木になってるのを、腹減ったら食ってたし」


「トラムは拾い食いが得意だから」


「なんだよサラだって食うだろ」


「食ったことないわよ、失礼だ、一緒にするな!」


「あはははは、トラムだけみたいだぞ拾い食いは」


「えええええ、師匠、俺だけですか~~~」


 フェンリル族は辺境の地の周辺を主に生きていく地にしていたから、なんでも良く食べるのは見習いたいものですが、トラムは食い意地は強いらしい。

 

「魔族が食ってもこのオレンジは美味い。ていうか何を食っても異常なほどに美味いぞ。これは村長の農具の影響もあるのだろ?」


「ある。ミスリル農具は錬金術で作った農具なのだが、ミスリル農具で作った農作物は外れなく美味しいのが作れる。たぶん普通に作るよりも何倍も美味しくなるみたいだ」


 普通に作るのとミスリル農具で作るのがだれだけ違うかは、厳密にははかってないが、確実に味わい深いのはわかる。

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