『錬金320話 魔王と魔人ゲート』
『錬金320話 魔王と魔人ゲート』
魔人ゲートについては、なるべくモフルンとスイとリアを見て恐怖してくれて俺から遠ざかってくれるのを期待したい。
「魔人ゲートがでてきたのはまだ欲望があると言う事です。ストラマーベル様を倒し魔王城を乗っ取るのを考えてる。だからモフルンに目を付けて、モフルンを操り人形スキルで操作することで、魔王城に攻め込むつもりだったかもです。そう考えると、ぶん殴って飛ばして良かったでしょう」
「セルラ、今の話は本当かい、魔王城を攻めるていうのは」
「攻めるつもりでしょう。フェンリル族を有効に戦力として使うつもりだった。ゲートならやりかねません。ストラマーベル様に対抗するために考えたのでしょう」
なるほどセルラの話ではゲートが戦力アップするためにフェンリル族がいるという情報を得て、モフルンに操り人形スキルを実行したわけか。
そして見事に操作されてしまい、俺たちも大ピンチになって、ゲートの策略にハマっていたのだ。
なんとも壮大な計画ではある。
「ゲートの計画に知らずにオイラもモフルンも街に入っていたので、ゲートからしたら、何も知らずに罠にかかった獲物だよ」
「うん、俺ももう少し考えて送るようにする」
「ちょっと今の話で気になる点があるな」
「師匠は気になることがある?」
モフルンが異常な強さの話をしていると、師匠のガーターが言ったが、また先ほどみたいに修行が足りんて言うのかな。
言われる弟子のモフルンやトラムは言い返せないので、いかにガーターが異常かがわかる。
「あるな、俺はゲートと言う魔族は知らないが、今の話からすると、操り人形スキルにモフルンは利用されたのだな」
「そうです」
「そこを魔王に聞きたいがよいか?」
「聞いてくれ、俺で答えられる範囲で答える」
「その操り人形スキルはモフルンでも簡単にかかるものなのか。例えば魔王もスイも誰でもだ。もしかかってしまうなら、極めて危険なスキルだ。農村全員が操り人形になり、農村はゲートの支配になるだろうから」
そこは俺も気にかけていた点で、魔王に聞いたため、魔王が答えるのあるが、はたして魔王は明確な答えを持っているのかだが。
「ガーター師匠が言うのはわかる。俺も以前から危惧していて、魔王城にいる時もゲートの操り人形の支配下にならないと不安だった。でも追い出す時までも追い出す時も、結局は支配下になることはなかった」
「ストラマーベルがならなかった。でもモフルンは支配下になった。何かしらの理由があると?」
「たぶんだが俺の予想では、ゲートは操り人形スキルを使い相手を支配下にする際に条件があるのではと思っている。もちろんゲートは何も教えてはくれないが、例えばゲートと比べて魔力が低いとかレベルが低いとかを考えている。つまりはゲートよりも明らかにステータスが劣る相手が条件ではと思ってる」
ストラマーベルが言ったのは俺が考えているのと近かった。
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