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『錬金318話 農村に帰る』

『錬金318話 農村に帰る』



 農村に帰りみんなにも報告をすることにして、特にモフルンが危険な状況であったことを話した。

 話した場所は俺の家であり、家には普段は来ないがガーター師匠、魔王と魔将娘の三人にも加わってもらったのは、知らせる必要があったからだ。

 先ずはフェンリル族が狙われた件についてで、モフルンから説明する。


「私がシャドウ街についてから直ぐにクスという人物が接近してきたの。クスは偽の商人でした。農作物を全部買い取るという話が決まったの」


「農作物を全部売るのが仕事だから嬉しいでしょうね」


「そうです、嬉しくて全部売ると決めました。そしたらクスから飲み物をすすめられて私は安心して全部飲んじゃったの。そしたら少しして体がしびれてしまい、私はクスに連れ去られたの」


「あはははは、モフルンよ、まだまだ修行が足りんよ足りん、薬に気づいてなかったのは、まだまだだ!!」


「確かに師匠に言われて修行してきたのに情けないです」


 ガーター師匠に報告が聞かれると、ガハハハハと大声で笑いになる。

 この人は全く心配してないみたいですね。

 たとえモフルンが大ピンチでも修行が足りんとなるようで、俺は門下生には絶対になりたくないと強く思った。


「もう、ガーター、自分の弟子が危機だったのよ、少しは心配したらどうなの!!」


「リア殿、俺の弟子にそんな甘い感情はない、もっと強くなれば危険は察知できたはずだ。それにフェンリル族では古来から異物を飲んだ時は察知して吐き出すように指導されているのだ。つまりはモフルンとトラムとサラは、吐き出せなかったわけで、一人前のフェンリル族ではないとなるのだ。これはフェンリル族流の教えだがな」


 どうやらフェンリル族にはフェンリル族の厳しい教えがあるようです。

 良かった人族で。

 俺はフェンリル族に生まれなくて良かったです。


「オイラもまだまだだな」


「私もトラムと同じく」


 トラムとサラは残念そうに言ったが、その顔には悔しさがにじみ出ている。


「オイラとサラはちょっと飲んで吐き出したから、完全にしびれてなかったから、クスには掴まらず、そこから去ったんだ。それでサラは動けそうだったので農村に帰り村長に報告するように言った。オイラは街に残り、しびれが少し治まるまで待ち、行動した。クスがいるのを探し出した。クスを酒場で拘束した」


「サラが農村に来て俺とスイとリア、フェンリル族の人にもお願いして街に行った。トラムと合流出来てクスが拘束されていたのは大だった。トラムがクスを捕らえて魔人ゲートにまでたどり着けたからだ」


「魔人ゲートか、あいつがシャドウ街にいたとはな。ゲートは姑息なことをするのは相変わらずだな」


 魔王がゲートの名前に反応して言って、ゲートには良い印象がないと感じた。

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