『錬金317話 農村に帰る』
『錬金317話 農村に帰る』
魔人ゲートを消し去り、モフルンが消したわけであるが、たぶんモフルンもどこまで行ったか把握してないと思うわけで、モフルンが戻ったことに感激して抱き着く。
「モフルン!!」
「心配したよ~~~」
「ありがとうスイ、ありがとうリア!」
「本当に良かったよ俺も今は嬉しい」
「ご主人様が来てくれると信じてました。でもしびれ薬を混入されたのをうっかり飲んだのは私のミスですし、失態ですね」
薬を混入されたのを悔やむモフルンであるが、そこまでするとは思わないのが普通で、混入させた方が悪い。
そこを自分のせいにするのはモフルンが、今回俺が依頼した仕事に必死だったともいえるから、余計に俺は責めれない。
それに俺が依頼したわけで、もっと安全に仕事ができるように配慮がいるのだった。
例えば俺も一緒に行くとか、街に行く人数を増やすとかで、配慮が足りなかったと反省する。
この大陸は西の大陸と呼ばれていて、魔王がおりストラマーベルが存在しているが、魔王以外にも強力な魔族が存在しているのを知った。
今後はそこの点にも注意を払って行動しようと思う。
「全然モフルンのせいではないよ。むしろ俺の方が悪い。モフルンとサラとトラムの三人に全部任せてしまい、その結果に魔族に狙われるという最悪に展開になったからな。そこは俺は反省してるよ」
「ご主人様は悪くありません、私が未熟でしたのよ、トラムとサラも。あっそういえばトラムとサラは大丈夫ですか?」
「うん、サラは農村で休んでいるし、トラムはフェンリル族の人と街の外にいる。トラムの活躍なしにはモフルンまでたどり着くのは困難だったから、大活躍さ」
本当にトラムの活躍には感謝しかないし、トラムがいなっかたら、ゲートの存在すら知りえなかったくらいだ。
外では待機しているし、しびれ薬の休んであると思うので、モフルンも休む必要がある。
「ゲートの存在を教えてくれるきっかけはトラムですから、トラムはきっとモフルンを救うのに必死だったのでしょう」
「トラムには感謝だね。それでさ、フランツに頼まれた仕事はどうなったの?」
「それならちゃんと売りましたよクスに。クスがコメとコムギとかを金に交換してくれましたので、これがその金ですどうぞご主人様、受け取りください」
モフルンは袋を出してそこには大金が入っていて、偽のクス商人から受け取ったものだったが、十分に仕事は達成していた。
「うん、クスは偽の商人だったけど、金に交換したのは間違いないな。ご苦労様です、仕事は完了だよ」
「やったね!」
「嬉しそうモフルンは」
「そりゃ嬉しいよ。早くトラムにも会いたい!」
「そうだな、待ってるよトラムは、行こうか」
とりあえず渡した農作物を全部金に変えてあるので、街から出た。
なんでか俺の農村でのスローライフは、いつも忙しいのか。
いつになったらゆっくりと暮らせますかな。
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