『錬金306話 モフルンと再会』
「ゲートは庭にいます。三対一ですから余裕です。操り人形スキルとかいうスキルがなしなら」
「ちょっとめんどいね」
「とにかく逃げる前に捕まえないと、ゲートが逃げたら困るもんな」
ここで逃げられたら追うのが困難になる。
街の中や外はゲートの方が詳しいし、俺はまるで無知に等しいので、接近した。
ゲートは一人でも俺にビビることはなく立っていて、まるで待っているかのようにも見なくもないのが気になる。
そして面白いものと言っていたのも謎だ。
「それと面白いて言ってたね、何かな?」
「謎です。ゲートの面白いてのは私たちには面白くないと思うよ」
「言えてる」
中庭に立っているゲートに接近して、
「ふふふふふ、逃げずにきたのは褒めてやる。今から面白いのをお前ら三人に見せてやるのだから、俺に感謝しな」
「なんだよ、言えよ」
「スイ、ゲート様に命令形で話すのはやめなさい」
スイがゲートに質問をすると、声がして、その声は聞き覚えのある声で、声の方向に向くと魔女カナジョだった。
「?? 魔女カナジョ。生きてたの。竜巻で吹き飛ばしたつもりだったけど」
「とんでもないスキルをやってくれましたね。何とか木に掴まって飛ばされるのを耐えていましたけど、危なかったわ」
「竜巻やったの?」
スイの竜巻は強烈であり、俺も経験しているからわかるし、騎士団長を竜巻で飛ばした過去もあるからな。
よく木に掴まってられたと関心してしまう。
「暴竜の水風をしました。まさか耐えられるとはね」
「だから屋敷が半分破壊されてるのか」
魔女カナジョはゲートの横に行くと報告をする。
「ゲート様、あそこにいるスイは極めて危険な敵でございます。あり得ないくらいに強いですので、気を付けてください」
「うん、カナジョを圧倒するなら危険でしかない。十分に気を付けておく」
魔女カナジョの警告を素直に聞いていたところからスイの力を知ったようだ。
でも注意すべきは、暴竜の水風を受けても立っているのは要注意であると、再度思う。
最初はスイを低く見ていたので、暴竜の水風を受けて驚いたと思う。
あれは凄いからな。
「ゲート様、俺も失態をしました、すみませんです」
「おお、タイセイか。やられたかと思ったぞ」
「あそこのリアは、スイと言う女と同じく危険でした。少し舐めてまして、体力を減らされましたが、まだ戦えます」
「頼むぞタイセイ」
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