『錬金302話 リア視点 リアは魔戦士タイセイと戦う』
『 リア視点 』
辺境の地では魔族にも見つからず、平和な時間が続いたというから、引っ越しして正解だったのですけど、辺境の地にフランツが移り住んで来たことで、大きく変わった。
フランツの住人になったことで、魔族と距離を取っていたのが、また魔族と距離が縮まるのは精霊ドリアード族のみんなは怒るかもだが、私は後悔はないの。
たとえ精霊ドリアード族が再び魔族から狙われるとしても、フランツとの出会いは後悔はないですし、むしろ良かった。
たぶんモフルンも同じだと思うな。
彼女もフェンリル族であるから、魔族とかと知られることなく辺境の地で生きてきて、存在も知られない伝説級とも呼ばれていて、フランツに出会い変わったと思う。
もしフランツに出会いがなければモフルンは魔人ゲート様に奪われることなく、平穏に暮らしていたと思うけど、彼女もフランツをご主人様と呼んでいて、こうなったのを後悔してないはず。
待っていてモフルン、私が頑張って助けるからさ!
「俺は魔人ゲート様を魔王にするのだ、リアよ邪魔だ、とにかく邪魔だ、ゲート様の邪魔は排除だ、これは俺の中の決まり事だ、排除する、魔剣でな!」
ガアアアアアアアアア!
「モフルンは返す気ないのがわかりました。私も魔戦士タイセイが邪魔です。フランツの邪魔をするのなら許さないです!!!!」
ギャアアアアアアアアーーーーーーン!
魔剣と短剣が重なり合って爆音となった。
もう部屋の物は粉々に。
農村にいる魔王は魔王級てことを聞いたけど、魔将娘もいて彼女達の能力は高く、戦っているのも見た。
魔将娘の戦力としての強さは冒険者ランクで言ったら、相当な高さで、きっとAランク以上に位置してるとしたら、ゲートの親衛隊の二人もAランク以上かまたはSランクにもなるわね。
ガガガガガガガガガガガ!
お互いに一歩も譲らない戦いで、引いたら負けとわかっているのだ。
魔戦士タイセイも私を最初は弱者と見ていたが、今は違う。
私を誰か知らないけど、強者として見ている。
「あはははは、俺が押しているな、押しているな、俺が上だ、俺には勝てないぜリアよ、魔剣が圧勝するのだ!!!!」
「うん、強いよタイセイ。あなたは強いけどね、フランツ様は私より強いのは教えてあげます」
「なんだって! あの村長ていうのはリアよりも強いのか?」
「強いよ、負けたもん。戦ってさ。だから住人になったんだもん」
「チクショウ、ゲート様の部屋に行かなければ!!!!」
そこで私はスキルをさらに使う。
「残念ですが行かせませんよ、私が断固阻止しますから。ごめんなさいね、フランツの部屋にあなたを行かせるのは危険です、とても危険です。ここでくたばって欲しいですね、それではさようなら魔戦士タイセイさん。森の乱気流!!!!」
部屋は戦いで使うには狭いのであまり使いたくはなかったが、タイセイの能力は高く油断はできないので、スキルで勝負とする。
森の乱気流で部屋の中は嵐のようになる。
ぐっちゃぐちゃになるけだいいよね。
タイセイは嵐の中に放り込む形で回転すると、叫び声を上げる。
「ぎゅあああああああああああああああああああああああああ!!」
☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです
頑張れます
↓↓↓




