『錬金300話 スイ視点 スイ、魔女カナジョと戦う』
『スイ視点 』
氷で作った大木のツリーで跳ね返すとは予想しませんでした。
これは参考になります。
いい攻撃でしたよ、なにせ私の大事な体に傷を負わせたのですからね。
もう許しませんよ、カナジョさん。
魔族と魔竜の竜族は敵対してもいるし友好でもある。
違いはあって、魔族は竜族よりも欲深くて、世界征服をしたいという欲求を強く持っている種族だ。
竜族はそこまで世界征服は考えてなくて、魔族だろうが人族だろうが戦いになれば、戦うが積極的には戦いにならないと言われる。
過去には戦ったことがあり、いずれも魔竜が圧勝してますので、魔族は容易には魔竜には近寄らないと言われる。
その為、竜族の中でも魔竜は伝説級と呼ばれるのは、それが理由。
ただ魔族は魔王級と呼ばれる魔王が存在する。
魔王を含めて数と戦力では魔族も強いのであるが、魔族はまとまりがないのが弱点とされる。
仲間割れや、魔王と魔王が対立するのも日常で、常に魔族内で争いが起き、人族との戦いにも敗れることもしばしば。
つまりは魔族は本来、仲間割れは付き物で、頻繁に争っていて、魔人ゲートが魔王ストラマーベルと争うのも魔族にはよくあることといえるかな。
ろくなもんじゃないよ魔族は。
だから私は魔族はあまり好きになれなかった。
まあ、あまり好きな人はいないけどね。
ところでカナジョであるが私が傷を負ったのをチャンスとみて、全力攻撃してきてます。
ガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガ
私が休む暇も与えない攻撃のラッシュです。
強力ですね。
でも多少は傷は負っても、致命傷には程遠いですから。
それを知ったカナジョは、
「あんた何者かしら、私の攻撃をこれだけ受けてもかすり傷ておかしいでしょ」
「良い攻撃してます、これは褒めてるのですよ」
「余裕? まさか私との戦いに余裕があるていうの?」
カナジョは最初の頃の威勢のいい態度はなくなり、やや疑問に思っているのが伺える。
たぶん、初めての経験かもね、何百もの攻撃を受けきられたのは。
ショックでしょうね。
ガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガ
ガガガガガガガガガガガ
やめずに攻撃の嵐ですか。
防御してもきりがない。
「余裕があるていえばあるわね」
「なにそれ?」
「暴竜の水風を差し上げます」
きりがないので、一気にしとめにいく。
暴竜の水風は部屋の中では使いずらいスキルだが、使うのが早いから使うとする。
あとでフランツ様に怒られるかもなと考えながら。
「なんだ!!! この竜巻は!!!! 暴竜?? 竜て何よ!!!!!!!!」
部屋に竜巻が起こり、部屋のあらゆる者が回転していき、魔女カナジョも巻き込むと、部屋から飛び出して飛んで行った。
「飛んで行ったわ!」
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