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『錬金294話 魔人ゲートの目的』


「魔人ゲート様になんて事を言うのです。殺しちゃいましょう」


「俺が殺します、ゲート様」


「カナジョ、タイセイよ、下がっていていい、もう少し話を聞く」


「はい」


 ゲートの左右にいる二人は女がカナジョ、男はタイセイと言うみたいだ。

 返事の仕方からしてゲートに服従しているとわかり、スイにも敵対心が満々であった。

 魔族らしい好戦的な性格の二人に対して魔人ゲートは静観していて、俺の話を聞くと言ったので、二人の魔族よりも会話は出来そうで良かった。

 モフルンを返す話は出来そうだし、戦わずに話で返してもらえたら一番いいのだ。

 

「モフルンを返してもらえたら俺は戦わずに帰る。可能な限り戦いを避けたいのが俺の考えです」


「ふん、交渉してモフルンを取り返したいわけか。返すのは却下する。言っておくが金では解決しないぞ、俺は金では動かない性格でな」


「それでは目的とは何か聞かせてくれ。なぜモフルンが必要ななのかを?」


「その前にフランツが、モフルンとの関係を先に言え。先だ」


 話すことで交渉できるなら、俺の農村について語ってもいいし、モフルンの方が大事だ。

 モフルンを助けるのが最大の重要事項であり、それ以外は論外となるので、農村が知られるのは構わない。

 

「俺は近くにある領地で村長をしていて、モフルンは農村の住人だ。大切な住人だし、住人を取られたなら黙っていないので、戦う前に今のうちに返すことだゲート」


「村長か? 俺の聞いている情報にはない。俺はあくまでフェンリルがいて、街に来るとだけ聞いていたので、フェンリル族を奪ったのだ」


 俺の農村や俺のことはほとんど知らないようで、モフルンやフェンリル族は知っているらしい。

 完全に全てを聞いているのでなく断片的な情報を得ているのが魔人ゲートで、どこからかの情報源があり、フェンリル族がいるという部分だけ聞いたのだ。


「フランツ様、ゲートは屋敷のどこかにモフルンを隠してますね。返す気はないですよ。強引に倒しますか?」


「気が早いなスイは。モフルンが今はどこにいるのかわかっていない以上、相手が有利だ。手を出して何かされたら困るし、屋敷にいない場合もあり得る」


「そしたら、我慢しろと」


「うん、今は我慢だな」


 スイは魔人ゲートの態度がデカイし気に食わないようで、攻撃する気だった。

 たぶんリアも同じく、俺の合図さえあれば、いつでも戦える状態にあると思う。

 魔人ゲートに最後通告しよう。

 モフルンを返すなら今しかないぞと。

 もし返さないなら、スイとリアのようしゃない攻撃が行くぞとなる。

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