『錬金284話 魔人ゲートが黒幕』
「わかった話すよ村長さん、俺はある人に頼まれただけだ。その人はフェンリル族がシャドウ街に来ている。フェンリル族を捕らえたなら報酬として大金を出すといい、実際に三人のフェンリル族が来たから、しびれ薬を混入した。俺は商人クスですと嘘を言って」
「なぜフェンリル族とわかった?」
見た目では獣人族だって似ているわけで、気配を消したらフェンリル族とはわからないはずだ。
「俺は以前から獣人族とも関りがあったから、似てはいるが違うと判断出来た」
「なるほど微妙な差も区別したわけか」
「この偽商人め!」
「ひえええ~~~~」
「問題は頼んだ人は誰なのかだ、そこを知りたいのだが、ある人とは?」
クスは頼まれたことなど話すも肝心な人物が不明でったが、あまり言いたくなさそうな感じもある。
「言えない、その人が誰かまでは言えない」
「言いなさいよ、フランツ様が聞いてるのよ」
「いいえ、俺が消される」
消される、と言ったことから、かなりの危険な人物と推定できるな。
「なぜですの?」
「その人は恐ろしい人物だからだ、知らない人はいないくらいにだ。俺たち盗賊団はBランクの実力を持ったのでできている、元は冒険者だ。冒険者ランクが最低Bランクてことは、相当な実力なんだよ、その俺達でも逆らえない人物て言えばわかるだろ、どれだけ危険か。だから名前までは言えない」
要するに、話したら盗賊団は消されちゃうくらいに強い人ってことね。
だが元冒険者Bランクはかなりの上級者であるから、その人物は最低でもAランク以上は確定だろう。
Aランク以上なら特にSランク以上の判定できないレベルは危険である。
俺たちですら、絶対に勝てる保証は現在はないとなる。
なまえは知りたいからどうしたものかと俺は悩むとスイが、
「その人物てのは怖いのはわかった。トラムよりも怖いのか、もし話さないとトラムが盗賊団を消すと言ったらどっちを選ぶよ?」
なんてことを言うのだスイ。
確かにBランク盗賊団を軽く倒してしまうトラムもハンパないが、比べさせるスイも残酷だよな。
ある意味スイが一番危険な人物ともいえるから、盗賊団も困るだろう。
「そ、そ、それはトラムさんは勘弁してくださいよ」
「トラムが嫌なら話しなさい」
「は、話します。その人物とは魔族です」
「魔族か、人族じゃないのかい。フランツ様、魔族みたいよ」
「魔族か」
俺も人族かと思って聞いていたから、予想外だったし、魔族となると危険なのはわかる。
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