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『錬金278話 村長、シャドウ街に向かう』



 走り出してからは速かった。

 いつもモフルンに乗ってるの、は全力でなかったとわかるほどに速いし、掴まってないと落ちそうです。

 馬車よりも、遥かに速い速度で走るのだから、シャドウ街まで距離があっても早く到着しそうで、馬車でなくて正解だった。

 馬車も速いがフェンリル族と比べたら、速度が違うか。

 スイとリアも同じ速度でついてきていて、怖くはないようである。

 そしてシャドウ街に到着。

 全力で農村からシャドウ街まで一気に走ったから疲れているだろうからお礼を言う。


「ありがとう、めっちゃ速かった!」


「落下しなくてよかったです」


「キミたちはシャドウ街から離れていていい、街の中は危険だ。なにがあるかわからない。モフルンとトラムは連れ戻す俺が。人数が多いと敵のクスの目につく」


「はい、気配を消して待ってます。モフルンとトラムが心配ですが村長を信じます」


 三名のフェンリル族には、ここでいったん別れておくのは、6人だと人数が多いからで、三名のフェンリル族には待機してもらうのを俺は選択する。

 俺とスイとリアだけで街からは行動と決めた。


「街からはスイとリアだけで行動だ」


「わかりました。問題はトラムとモフルンがどこに居るかです。クスは街に居るかの情報がないうえ、下手に聞きこむとクスに知られることも考えられます」


「そうだな、クスは盗賊団らしいから組織的かもだ。街に仲間が多くいたり、情報を持っていても不思議はないな」


 スイからは人に聞き回るのは危険だと言われて、俺もそう思った。

 盗賊団ていうくらいだから、金で人を雇い情報を集めていたなら、俺に勝ち目はない。

 少し街を歩いて異変がないかどうかもわかるのは、騒ぎになっていたら、人々も知っているわけだ。

 少しでもモフルンに関する情報を集めることで、トラムに会えたら一番いいのだが、トラムはきっと気配を消してモフルンを追っているとも考えられる。

 もっと言えばトラムが元気であればいいし、俺はトラムが追いかけくてもいいから、生きていたらそれでいいのだ。

 そうしたら後は俺達がやる。

 スイとリアも居るのであるから、気をつけるのは飲み物や食べ物だろう。


「フランツ様、飲食は注意します。薬を混入してきます。絶対に口にはしません」


「私もしない。ここからは何も食べません。薬を盛るとか汚い盗賊団だ。クスて男は薬づけにしてやります」


「死ぬから、薬づけにしたら!」


 リアは冗談なのかわからないが、本当にやりそうなので怖いけど、まずは捕まえることだ。

 モフルン、待ってろよ、俺達が来たからな!!

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