『錬金273話 魔人ゲート視点 魔人ゲートはフェンリル族を狙う』
『魔人ゲート視点』
「モフルンは、俺が最強になるための道具だ。それで俺が拘束させた」
「あなたは誰?」
「俺か、知らないか魔人ゲートだ」
「知らない」
「知らないのかっ!」
「知らない。私は魔人とかに興味ない」
モフルンは俺の名前を知らないと言う。
ショックだな、俺はけっこう有名な魔人なんだけど、まあいいか、これから知らない者はいなくなるのだからな。
「俺は魔族だ。お前を利用する。フェンリル族は伝説級なのは誰もが知る。魔族から見てもフェンリル族は特別な種族だ。徳に戦闘力は魔竜にも匹敵すると言われる。その力を使わせてもらう」
「使わせないわよ、私はあなたの言うとおりになんかならないもん」
「なるさモフルン。俺の道具になるのさ。くくく」
モフルンよ、お前は俺の忠実な戦闘力になっていただこう。
否定していたが、無駄だよ。
俺からは逃げれないのさ。
モフルンを戦闘力にしたら魔王ストラマーベルも潰してやろう。
俺を魔王軍から追放したからには、仕返しをしてやるのが一番だ。
ストラマーベルが死ねば俺が西の大陸の魔王になる。
あははははは、俺は魔王ゲートになる!
ただし問題もある。
まずフェンリル族と精霊族と魔竜も同じ土地にいると聞いた。
そこは農村になっており、一人の男が伝説の魔物らを従えているという点が、問題だ。
本当なら恐ろしく強敵となり得るし、魔王ストラマーベルよりも強い可能性すらありわけだ。
予報外に俺の邪魔が現れたわけで、邪魔なら消すしかない。
「私に何か変なことしたらご主人様が許さないのだから」
「ご主人様とは、もしや農村にいるフェンリル、魔竜を従えている男か?」
もしやご主人様てのが、例の男か?
「そうよ、とても強いし優しい人よ。フランツていうのよ、ご主人様は。魔人なんて目じゃないわよ」
フランツか。
名前は聞いてなかったが、それがご主人様らしいと判明。
そして強いのは確実となった。
いいだろう、フランツ、目じゃないなら相手になってやるし、俺が代わりにご主人様になっておくさ!
「フランツは俺が潰す。お前のご主人様は俺だ、いいか間違えるな。俺がご主人様になる、フランツは消す!」
「バカね、魔人だろあなたは、魔王ストラマーベルだって勝てないわよ」
「そうかい、ストラマーベルと互角か。面白い、面白いぞ」
魔王と互角なら俺にもチャンスはある。
そいつを倒せば精霊族と魔竜も従えられるのだ。
そしたら世界最強だ、まずは西の大陸を制覇してやろう。
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