『錬金027話 家を作る』
森に入るやちょっと変に感じる?
スイは何か感じるかな。
「スイ、この森は変に感じるのだけど、俺の気のせいかな?」
「いいえ、気のせいではないです。フランツ様の予感は当たってます。森ではないですよ!!」
えっ、森ではないとは?
嫌な予感はあっても俺は意味まではわからない。
見た目は森でしかないからで、見た目に惑わされるなてことかな。
「スイ、教えてくれ。なにがある?」
「魔物ですよフランツ様。ほら、来ましたよ。木の魔物トレントですわ!!」
「トレント! 森にある木が突然に動き出した!!」
トレントと言った。
木は自然に生えている木ではなくて、魔物が俺達を待っていたみたいな動きだ!
「はい、あれは木のトレントです。私におまかせを。いつもフランツ様が戦ってますので、今度は私が戦いますよ。見ていてください!」
「お願いする」
スイは戦いますと言い俺の前に出ていった。
トレントは何体もいて、地面をスルスルと滑りながら接近してくる感じだ。
スイは接近してきても慌てることはないが、心配なのは人族の姿になっている点。
本来なら魔竜の姿であれば、この程度の魔物なら楽勝だろう。
しかし現在の形態は人族であり、ステータスは落ちると言っていた。
しかも数はかなり多い。
森だと思っていた木は全部、トレントの大群だったのだ。
大丈夫かな?
最初にトレントの方から攻撃してきた。
ザアアアアアアアアア!
ザアアアアアアアアア!
枝を振り回してスイに襲いかかって来る!
大きい魔物なのに、意外と速い!
それに数匹続けてくるぞ!
「魔竜に攻撃して勝てると思ったかい、トレント。暴竜の水風を受けよ!!」
スイはトレントの攻撃を風を起こして対抗するのだな。
あれは俺との戦いでも使った攻撃だが、果たして通用するかな!
ゴゴゴゴコゴゴオオオオオオオオオオ!
トレントの枝を振る攻撃を風で防いでしまった!
凄い、圧倒的にトレントを押し返した!
トレントは台風にあったみたいに、吹き飛ばされていき、枝は折れて、ボロボロになった。
たった一撃で半分くらいのトレントがボロボロ状態で、もう討伐。
残りのトレントも全部が急接近して勝負してきた!
ザアアアアアアアアアア!
ザアアアアアアアアアア!
ザアアアアアアアアアア!
「まだやる気かい、魔竜を甘く見たな、暴竜の水風だ!!」
ゴゴゴアアアアアアザアアアアアアアアアアア!!
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