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『錬金265話 モフルン視点 シャドウ街に農作物を販売しに行く』

『モフルン視点』




 ご主人様の頼み事ですので、頑張って売ってきたいモフルンです。

 領地を獣化した状態で走ると、トラムとサラもついてくる。

 シャドウ街は少し前にご主人様と一緒に来ていて、確かその時は持って行ったコショウを商人に販売したのは覚えている。

 街の場所は以前から把握していて、人口や危険な冒険者はいないかなども見学していた。

 走る速度を上げるのは難しいのは、荷物を背中に乗せているからで、農村で収穫した大事な作物に傷をつけたくはないの。

 あせることはないから、速度一定の速さで走った。


「モフルン、シャドウ街は遠いの?」


「サラは知らないのね。けっこうな距離はある。作物を落としたりしたら品質が落ちてしまうでしょ。ゆっくりでも良いと思う」


「そうですね。大事な作物ですから。売れるといいな」


「オイラは村長からシャドウ街の周辺の情報収集を担当しているから、街は詳しいよ」


「へ~~~トラムは最近見ない時あるなと思ったら、情報収集をしてたのか。知らなかったわ」


「私も知らなかった。フェンリル族て知られてないよね?」


 最近見ない時があったのは、シャドウ街に来ていたらしい。

 収集をするのは難しい仕事だろうに、ご主人様もトラムに任せるなんて。

 私に頼めば喜んで行くのに~~。

 もうご主人様て、私には言えない所があるのが、ご主人様っぽい。

 リアとは婚約したといってるけどね、私だって婚約したいのよ。

 フェンリル族はずっとフェンリル族で暮らす閉鎖的な種族でして、ほぼフェンリル族で結婚して家庭を持つのが普通。

 だから私もフェンリル族で家庭を持つものと思ってきた。

 そうお母さんからも教わったし、まして私は一族の姫でもあるので、決まりに従うのが当然である。

 ご主人様と暮らしたいし、一緒にいたいのです。

 リアのお母さんみたいに反対されるかもな。

 スイはどう思っているのかな。

 ご主人様を好きなのは間違いはないので強力なライバルでもあるのよね。

 スイは魔竜。

 はたして、人族と現在まで一緒に暮らした魔竜がいたのかな。

 ほぼ聞いたことないし、だいたい魔竜が人族に負けること自体がまれでしょう。

 だから魔竜が人族の嫁になるていうのは、もし実現すると世界に衝撃ですよね。

 過去にない衝撃が走るのは確実ですから、ご主人様はどうするのやら。

 それはいいとして、シャドウ街に到着しそうです。

 

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