『錬金260話 勇者視点 国王さん、勇者パーティーにも怒る』
『勇者視点 』
あはははは、ざまあ!!
ざまあだ、バカマスター。
冒険者をいじめすぎるから、こうなるのだよ!
国王ヤニスから給与をカットされたタップは悲しい顔をしているが、それで済んだのだから良いだろう。
例えば、マスターの職を首にすると言われるのもあるから、良かったと思え。
「まあまあ、マスター。職があるだけ良かったじゃないか」
「そうよ、国王は優しいですから」
「黙れ、グラティアス、ミーシャ」
ミーシャもキツイ言い方をした。
俺よりタップが嫌いみたいだな。
「黙れて、自分が黙りなさい」
「おいおい、グラティアス、お前も笑ってられるのかい。最初にフランツを追放したのはグラティアスだろ。お前も見る目はないし、お前が追放したから俺も追放できた」
「何が言いたい?」
「同罪だろてことだよ!」
うう、タップの野郎、余計なことをいいやがる。
あまりこの話はしたくはないし、良いことない。
「タップの言ったのは、私も同意見だ。グラティアスにも同じように責任を取ってもらうがいいな」
「えっ俺もですか国王?」
「勇者パーティー三人ともだ。三か月分の報酬は無しとする」
「えええっ、私も?」
「ミーシャ、不満か。フランツを追放したのを止めたのかい?」
「いいえ。止めてません」
「止めてないなら、報酬なしだ」
「はい」
ミーシャは悔しそうにするも、さすがに国王相手に逆らえない。
従うしかない。
俺もだ。
クソ~~~フランツよ、てめえのせいで、俺まで報酬なしだぞ!
クソ~~~~~~~!
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