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『錬金259話 勇者視点 国王ヤニスさん、怒る』

『勇者視点』




「騎士団長ルーリンは失敗したのは、しかたない。それよりもおさまらないのが、フランツのこと。フランツは領地に行く前は、冒険者ギルドにいたのだろ、ギルドを追放したから、こんな危機的な状況になったのではないかね、どうなんだいタップ」


「はい、ええっと、俺がフランツを追放したのはしました。ギルドではほとんど良い成績を残せないという冒険者でして、勇者パーティーにいた時から、お荷物とか、役立たずと呼ばれてました。よってギルドマスターとしてフランツを登録から抹消したのです。ですが本当に使えない冒険者だったのです!」


 ギルドマスターのタップは国王に必死に説明したが、たぶんダメだろうな。

 国王は怒っているから、誰かしらに責任は取らせるだろう。

 タップは確実に決定だな。

 問題は俺たちも責任取るかだな。


「ゴラッソよ、ギルドマスターには責任はあると思うか?」


「ありますね、多いにある。国の最大のギルドのマスターがタップです。王都にいる冒険者は全てタップが管理してます。つまりはそれだけの力量が求められる職なのです」


「待てよ、軍師、俺はしっかりと仕事はしてる、今までの成果は見て知っていますよね」


 もう軍師はタップに責任を取らせるのが確定したな。

 それは自分を守ることにも繋がるのは、誰にも責任を取らせないとなると、今度は軍師が悪いとなってしまうので、そうならないためにも、ここはギルドマスターに責任を取らせる策だ。

 まあ俺もギルドマスターには散々怒られているから、ざまあではあるが。

 それにしても汚い野郎だこと。

 軍師の顔を見るとヘドが出るぜ。


「だが今回の件に関しては正に無能としか思えん。無能のマスターだお前は。他にマスターに相応しい人間もいるのだよ、代わりはね。フランツを追放して、領地にいったら、魔竜はいる魔王はいる領地になったのだ。お前が追放しなければ、まだ冒険者ギルドにはいたのだ。領地にある農村は極めて危険な存在をお前が作ったことになる責任をとってもらう。国王ヤニス様、ギルドマスターのタップにご命令をお願いします」


「待ってください国王!!」


「待てない。ギルドマスターのタップよ、お前は我がターバンド国に危機をもたらせたこと。これは重大である。よって、タップは三か月間の給与を無しだ、よいな」


「三か月もですか!!!」


「そうだ、文句があるか?」


「いいえ」

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