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『錬金258話 勇者視点 国王ヤニスさん、怒る』

『勇者視点』



 魔王ストラマーベルは俺が倒す予定だった。

 西の大陸で最強をうたう魔王で、その時点で気に食わねえ、最強は俺であるからな。

当然だ。

 ただ実力は最強を自負するだけあり、冒険者ギルドでも魔王の情報があったら、誰も依頼はうけないし、俺も受けなかった。

 それは確実に勝てる自信がなかったし、ストラマーベルに関する情報収集しているのもあった。

 まだ魔王と戦えるには俺の勇者パーティーが未熟とも言われた。

 まあそれで邪魔になったフランツは追放したのだが。

 邪魔くさかった。

 騎士団の500人の軍勢はとても魔王には勝てないから、数には入らないとして、ただ四聖騎士は居たのに負けたのはショックである。

 四聖騎士は聖豪のバランジェット、聖寂のシェーダー、聖炎のマンドレル、聖霧のリリカルと騎士団の中から選りすぐりで選ばれた四人であり、ターバンド国の最強騎士を誇る。

 冒険者ギルドには登録はしないが、比較すると、四聖騎士のランクはA以上であると言われる。

 四人とも勇者パーティーに入れる。

 つまりは、冒険者ギルドにいても、上位の実力者であろう。

 このターバンド国内にAランクの冒険者がどれほどいるかというと、約20名と言われる狭い世界だ。

 Sランクは俺たち勇者パーティーの三名と他にもいるが、違うパーティーだ。

 まあ今は関係ないから、そいつらは置いておく。

 最上位級の騎士があっさりと敗北したと言う事実。

 そして魔王と別に魔将娘がいる。

 三名いると言うのは俺の持っていた情報と同じだ。

 その三名の魔将娘も四聖騎士を圧倒したとなると、魔将娘のランクは単純に考えてもAランクより高いSランクの実力者と考えいい。

とんでもねぇな、そんな配下が三人もいるてのが。

 さらにいうと団長ルーリンは四聖騎士の上をいく能力を持つ。

 だから団長にまでなったわけだ。

 冒険者ギルドならAより上のSランクとなるな。

 そのSランククラスのルーリンですら負けたのだ魔王に。

 それを負かしたフェンリル族の者は、もっと警戒しなければならない人物だ。

 誰なんだ、俺がフランツの領地に行った際にいたのか?

 そこにいたが気付かなかったか?

 だとしたら、フェンリル族の者は強烈な危険人物となる。

 おそらくはSランクの上をいく実力だろうし、魔竜もSランクを超えるだろう。

 危険すぎるよな!

 そりゃあ国王も黙ってませんな。

 国がどうなるかわからねえ領地が誕生した。

 それを野放しにはできまい。

 国家の安全保障上、放置できるレベルを超えている。

 

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