『錬金255話 木の精霊はダンジョンが苦手』
訓練闘技場の完成を得て、領地の開拓はより進んだ。
農地も作り、家も作ったし、貯水槽も作った。
全て錬金術士の力で作ったから、まさに錬金術の産物だし、仲間の協力があってだ。
家に帰って、少し休憩する。
いくら錬金術士の力があっても労働したから疲れたので、水分の補給もする。
「フランツ様、今日はモフルンの使う訓練闘技場を作ったと聞きました。もう完成したの?」
「うん、完成したよ。立派な訓練闘技くださいさ。あとで見に行ったらいいよ」
「はい、見てきます」
俺が水分補給しているとスイが聞いてきた。
闘技場を作っていたのを聞いているみたいで、ちょつと自慢する。
自慢できる出来栄えだし、みんなにも披露したいレベルだ。
「村長、少しお話かあります」
スイといたらサザンが来た。
珍しいなどうしたのかな?
「サザン、何かあったかい」
「はい、最近、農地にできたダンジョンのことです。ダンジョンを俺は見張っていました。何か異常があればいけませんから」
「ありがとう、見張ってくれると助かる、あのダンジョンは、まだはっきりと判明していない。謎が多い」
「はい、中に入らずに外から見ていても、危険さが伝わります。調査が必要です。なぜなら、ダンジョンが増えてますね、たぶん、地下で増えてます。わかります、魔力が増大しているし、俺が見張っています」
「頼むサザン。やはり危険か、近いうちにダンジョンへまた入るようだな。考えておこう」
「はい」
サザンはドリアードで、ダンジョンに異常を感じていて、見ていたらしい。
その結果は危険なダンジョンではと思ったようだ。
原因ははっきりしないが、ダンジョン自体が増えている可能性もあると。
そんなことがあるのか?
ダンジョンてのは、突然に生まれるものかも俺は知識が少ない。
ダンジョンには新しいのもあり、進化しているのかもだ。
農村の地下で増えているのは気味が悪いもの。
前回は調査し、ミスリル合金の素材を入手した。
それで喜んでいたが、あまり喜んでばかりではないとしたら、再び入るようだ。
「ダンジョンですか、私が調査しましょう、魔物も見てきますし」
「スイが来てくれたら、助かる。まぁそれはこれから考える」
「ダンジョンが地下にあるのは、不気味かな。リアも行く」
「検討しておく。ダンジョンの経験値あるのか?」
「ドリアード族は、木の精霊ですので基本、地上にいるのが多いからダンジョンには行かないのね」
「木の精霊だもんな、地下はあまり行かないのは、なんとなくわかるような」
リアは木の精霊だからな、地上があっているみたいで、確かに地下は暗いし太陽ないし木の精霊には、不似合いかもだ。
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