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『錬金252話 闘技場に雑草を植えよう』


「サラか、手伝うかい?」


「ええ、私も生徒ですからねガーター師匠の。自分たちで使う闘技場なら、作るのに苦労は感じません」


「いいぞサラ。積極的な心構えだ」


「サラだけじゃない、オイラもするぜ」


 その声は、トラムだ。

 普段は街に行って情報収集しているが、今日は生徒の日みたいだ。


「トラム、キミも来たのは嬉しいよ。実は雑草を植える、とても忙しい作業がたっぷりとある」


「トラムよ、植えるのも足腰の訓練になる、ぜひとも植えろ」


「やるっす、師匠。雑草を植えるっす!!!」


 サラとトラムが加わり、人数が増えたため雑草を植えるのは楽になりそうだ。

 広い敷地であるから、植えるのもハンパではない。

 作業と言うよりも大仕事と言える。

 それを進んできてくれたから、ガーターも厳しく言ってはいるが、内心は嬉しいかもな。

 ただ厳しいだけの師匠では生徒のあり弟子はついてこないと言うから、ガーターにもどこかに魅力はあるのだろう、俺にはわからんが。

 こうして建設工事はサラトラムの頑張りで進む。

 この調子なら、俺の予定を上回る速度だ。

 雑草を植えてもらっている間に俺も仕事をしないとで、俺の方はフェンス工事だ。

 ミスリル合金の出番で、合金を金網フェンスみたいにしたいと思っていて、それを実行する道具はミスリルハンマーだ。

 さっき錬金術で作成した道具を使い、細い棒状の形にする。

 大量に使うからミスリルハンマーの能力にかかっていると言っても過言ではないし、俺は錬金術を信じている。

 ミスリル合金をミスリルハンマーで叩く。

 カン!

 カン!


 イメージしたのは金網だ。

 よく見る、あの金網の形だ。

 果たして俺のイメージがミスリルハンマーに伝わるかが問題です。

 頼むよ!!

 俺は想いを込めて叩いたら、信じられない結果になった。

 二回叩いただけで、ミスリル合金は形を変えていき、網目状の金網に変形し、持っていたミスリル合金が全部変形した。


「よし!」


 俺は思わず声を出してしまうほど嬉しい結果だったからで、もし成功しなかったら、網目状に組むなんて人には不可能な仕事だった。

 

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