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『錬金251話 闘技場を作る』



 広い荒地は自分で言うのもあれだが、見事に土に変化するとまるで野球場っぷく運動できそうに仕上がって、いい感じだと思う。

 次はガーターが周囲に囲いのようなのがあるといいなと言っていたのを作ろうと思い、覆うとなると柵が思いつく。

 金網で柵を作れば、周囲には飛んだりしても安全性を確保できるから必要な施設である。

 なんといっても中でガーターとモフルンとトラムや、さらに魔王も入る場合もあるわけで、そうなったら何が外に飛び出るか分かったものではない。

 落ち着かないよね。

 周りには農作業をす農地があり、うっかり当たって死んだなんて、最悪だから柵は丈夫に作りたい。

 そうなるとミスリル合金を使用するのがベストで、ミスリル合金なら簡単に破壊される心配はないし、もちろん壊れることはあるが、ミスリル合金なら安全性が向上する。

 金網フェンスみたいにミスリル合金を錬金して作る作業だ。

 金網フェンスてのは、見たことはあるけど、実際に作るのは大変かな。

 まずは細い網目の形にミスリル合金を変形させる。

 それも大量に必要で、広い敷地の周囲を覆うフェンスとなると、とんでもない量がいる。

 膨大な量を作るのには道具がいる。

 作業用の道具と言うか工具が必要になり、そうしないと無理だな。

 そこでミスリル合金から工具を錬金して作り出した。

 ミスリルハンマーだ!

 ハンマーの形仕上げてあり、まさに工具って感じだ。

 

「おい、雑草取って来たぞ」


「速い!!」


 戻ってきたガーターだった。

 まさかこんなに早く雑草を取ってくると思ってなかったので、びっくりした。

 フェンリル族は素早さがあり、走る速度があるのは知ってはいたが、常識を超えるとはこのことだった。

 それも異常な量の雑草があった。


「農村から離れたところに草原があった。草原にある雑草を根こそぎ取った、足りねえか?」


「いや、十分足りますし、むしろ余る!!」


「良かった、ところでここが訓練闘技場の敷地か。おおおお、もう敷地は出来てる感じだ。いい土だ。雑草を植えたら、いい感じに平原っぽくなるな」


「そうでしょう、俺のミスリル農具で掘ると、簡単に変化してしまうのです」


「ミスリル農具か、料理の道具もミスリルなだっけか。錬金術て奴だな。よし、俺が雑草を植えよう!」


「待ってガーター」


 ガーターが雑草を植えようとしたら、それを止める声があり、


「私も手伝う、弟子ですからね」


 声はサラだった。

 モフルンと同じ弟子の一人で、料理も最近は手伝ってもらっているサラが闘技場まで来ていた。

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