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『錬金246話 魔王さん、女王と握手』


「リアが魔王とフランツとどちらかと結婚するて話がなり、ついエキサイトしてしまった。恥ずかしい話ですが魔王とも、こうして話ができて、魔王なりに考えがあるのだとわかりました。それで今は落ち着いたかな」


 さっきまでケンカしたとは思えぬ姿勢で魔王に話すと、


「俺も女王が母親なのを考えずに、結婚したいとか、婚約するとか、言ってしまった。魔族が歴史的に過去に魔族が精霊を利用して結婚して、勇者や人族に有利になり、人族側を支配した時代があった。魔族と人族とで精霊族を奪い合いになった時代があり、精霊ドリアード族には暗黒のように思われていたのを、俺は忘れていて、リアにも女王にも言ってしまったのだ。魔族を代表して謝るよ女王」


 今度は魔王も謙虚になり女王に謝罪すると女王に右手を出す。

 握手を求める。


「私の方こそ、謝ろう」


 女王も右手を出して、お互いに握手となった。

 ここに農村で魔王と精霊ドリアード族の女王とで握手する歴史的な光景が起きた。

 俺は古い歴史とか古い時代のこととか知らないけど、たぶん凄いことが起きているのと思われるのは、他のスイやモフルンも驚いている感じで見ていたからだ。

 これって凄いことだよね。

 

「魔竜の中でも、精霊よ魔族が握手するのは聞いたことないな。初めてのことじゃないか。さすがフランツ様です。こうなるのを予想していて、魔王を住人にしたのです」


 いや俺は握手させるために住人にしたとかなくて、流れで住人になったんだよな。

 まあスイがそういうなら、かまわないが。


「ご主人様は先を読む力があります。魔王を住人にしたことにより魔族と精霊族とが合わさり、フェンリル族も加わると、強力な戦力です。どこぞの国王が攻めてこようが、びくともしないです。村長はスローライフとやらに専念できますよ」


「ならいいけどな、俺はとにかくスローライフでいきたいと思う。戦力強化とか考えてないし、国王とトラブるのもごめんなんでね。ずっと農村暮らしをしていきたい。みんな俺の農村を発展するすに協力を頼む」


 テーブルでのせきではあるが、食事中といえ、俺はみんなに領地の発展をしたいと言ったところ、誰も反論はなかった。


「スイはいつもフランツ様といますよ」


「リアもなんでも協力する」


「ご主人様の力になりたい」


「ありがとう」


 俺はお礼を言うと、ガーターが静かにしていたが、


「魔王は俺の訓練にも参加するのを、村長に許可して欲しい。今はモフルンとサラがメインであるのを、たまにでも参加さえて欲しい。まだ成長できるのは俺が保証する」


「これ以上魔王が強くなる必要があるの?」


「もう十分に強いけど、単にガーター師匠が強すぎただけです。比べる必要ない」


 確かに俺も同感する。

 ガーターが極めて異常なレベルの神級であるため、比較するとみんな訓練がいるようだ。

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