『錬金234話 勇者視点 勇者さん、竜巻に驚く』
『勇者視点』
「なにあれ、ミーシャ、ヤバいよ!!!!」
「めっちゃデカい竜巻、王都に激突する、城壁も保てるか?」
門の外に接近してくる竜巻は俺の想像していたのよりも、大きさで超えた規模の大竜巻であった。
もう目の前に接近してきていて、逃げるのもむりだし、それに接近する速度が速いのだ。
とりあえずは、人々は避難だな
「皆さん、門から出来るだけ離れて逃げて!!」
「逃げろ~~~~~~~~」
「みんな逃げろ~~~~」
俺が叫ぶと、いっせいに見物人らは危険に気づいて逃げる。
城壁に激突したとして逃げれば大丈夫だろうが、確実に迫ってきた。
「城壁に激突する!」
「グラティアス、危ないわ!!」
「ちょっと待て、竜巻に、竜巻の中に誰かいない?」
フィーネルが言ったが、俺は何を言ってるのて感じして、こんな巨大な竜巻の中に人がいるわけないし、ただ途中で巻き込まれた可能性もあるかと思う。
「人だな、何か言ってるぞ!」
「助けてグラティアス、グラティアス、私を助けなさい!!」
「あなたの名前を呼んでますけど、知り合いですか?」
「知らん」
ミーシャが俺に聞いたが知らないときっぱり言った。
なぜか俺の名前を叫んでいるが、俺のことをよく知る人物と思われるものの、竜巻に巻き込まれる知り合いはいない。
「でも、叫んでいる」
「グラティアス、立ってないで助けろ!!」
「あれは、もしかして、ルーリンじゃないかしら。騎士団長ルーリンのような気がする」
「嘘だろ、なぜルーリンが? あれ、まじかルーリンだな!」
よくよく見ると団長ルーリンだった。
竜巻に巻き込まれたおり、クルクルと回転しているが、よく生きていられるなあの状態で。
普通死ぬでしょ。
竜巻が城壁に激突した。
「激突した!!!!」
「ルーリンは大丈夫かよ?」
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