表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

230/1066

『錬金230話 貯水槽を作る』


 リアは俺を見ている。


「俺はリアを好きだし大切な住人でもある。魔王とリアが結婚させるのはさせない、必ず止めるし、リアを誰にもあげないさ」


「ありがとう、フランツ村長がそういってくれるのだけで十分です、今は」


 今はか、と条件付きみたいだが、リアは納得もしてくれていると思う。

 どうも俺はまだ結婚願望が少ないようです。

 するとスイも、


「魔竜も結婚したい」


「スイもか。どうしたの」


「魔竜族は普段は人族にはまるで興味もないし、好きでもないし、魔族に負けて滅んでもいいの、でもいったん人族を好きになると、とことん好きになる習性があるみたい、それが自分でもわかった」


 なんとスイは俺が好きだとなって、それを自覚してきているらしいが、魔竜に自覚される俺の気分は複雑です。


「スイは魔竜時代は孤立していたから、余計に村長の存在が大きく感じるのだと思う」


「てことで、フランツ様と今日は寝ます」


 俺がベッドにいたらスイが抱き着いてくるようにした。


「私もよ!!」


 リアも続けて飛び込んでくると、こうなると残ったモフルンも同じく飛び込んで来たのを受け止める。

 




 その日は朝からいい天気であって、俺はやりたいことを決めていて、スイに話した。


「なあスイ、今日は作りたい物があるんだ、それはスイに関係しているんだけど、いいかな」


「私に関係しているもの、何だろうかな。魔竜用のものかな」


「きっとスイが暴れてもいいようにミスリル製の檻じゃない?」


「ちょっと、なんてこと言うのよリア、私に檻は必要ないもん」


 そういうが檻は必要な時もないわけではないが、だが今は違っていて、


「農地に行こう、外に設置したい」


「はい」


「檻じゃなくて良かったね」


 リアに言われて笑っているスイを連れて農地に、モフルンとリアは部屋に置いておく。

 農地は広くて家の近くはまだまだ空いてるし、スイと空いている敷地に。

 実は考えていたのは、水であった。

 毎回水はスイにお願いして手から出してもらっていたから、大変であるし、手間もかかると思う。

 そこで外に水を貯めて置ける貯水槽を作ると便利と考えてみて、スイを連れたのだった。

 貯水槽を作ることで、スイがいなくても水を利用できるし、手間もかからず、効率がいいかなと。

下にある★★★★★から評価してもらえると嬉しいです(^^;

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ