表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

227/1066

『錬金227話 焼きそばを作る』


 メヌエットには麵料理のイメージがないみたいなので、俺が作るのを見ていてもらおう。


「麵料理を作るので、見ていてくれていいよ」


「見てます、どんなだろう」


 現在はまだコムギの状態であるので、粉の状態にしたいので、調理道具が必要であると感じ、新たに道具を作るとした。

 ミスリル合金を錬金して道具にしよと、粉にするので棒ならばいいかなとして、金属の棒を錬金してみた。

 形は片手で持てる大きさにしておき、誰でも持てるように考えて錬金した。

 コムギ以外にも硬いものなら使えそうだ。


「棒を作ったの?」


「ミスリル棒だ。これで叩いて実を粉上にする。メヌエットがやってみな」


「え、叩いていいのね、よし!!」


 ドン!

 メヌエットに錬金術で作ったばかりミスリル棒を手渡すと、彼女にコムギを叩いてもらった。

 叩くだけなら難しくないと思いやってもらうと、いつものように一回で終わった。


「あれ、大変です、コムギが全部粉になっちゃった!」


「いいのだよ粉になって。ミスリル棒は一回で終わるんだ」


「びっくりした、失敗したと思った」


 さすがに驚いているものの、俺もミスリル農具やミスリルナイフなどの例から、予想されていたが、実際に一回で終わるとすげえなと思ってしまう。

 粉になってるけど、未だに原理は不明だよな。

 

「粉にしてからは、これでは食べれないですよ」


「うん、粉を麵にするよ、粉と水を混ぜ合わせる。すると柔らかな白いコムギの生地になる。またミスリル棒を使ってみる。やってみな」


 メヌエットにミスリル棒で粉と水を混ぜ合わせる作業もお願いして、


「水を混ぜ合わせるのね、こんなんで混ざるかな、あああああ、ミスリル棒で混ぜて一回だけ棒で練ったら、こんなに柔らかくなったよ!」


「いいぞ、すごいよ、柔らかい生地だ」


 やはり同じ原理なのか、ミスリル棒で一回だけ練った瞬間に、生地ができた。

 恐ろしい速度で作れたな。

 これならコムギ料理は毎日でも作れそうだ。

 今のところ難しい作業はないし、でも普通にミスリルの道具を使わなかったら、大幅に時間がかかる作業だ。

 この作業をやったら世界で一番早い自信あるし、俺よりも早いて考えられない。

 まだ自分でも実感ないけど革命かもな。

 王都で店持てるレベルを超えてるでしょ。

 モチモチの生地が作れたところから、今度は麵の形に細く切る。

 切るのはミスリルナイフでいいだろう。

 知っている麵を切るのは、実は初めてで、ていうかたいていの人は経験ないだろう思う。

 俺もその一人で、とりあえずは麺の太さを測って切ってみる。

 スパっと綺麗に切れたら、次はもう同じ感覚で切れていた。


「まああ! これが麺なのですね!」


「そうだよ、麺の完成だ」


 さすがにミスリルナイフで、切れ味もよく、全部切れていた。

 ただし、もし最初の切るのが失敗していたら、残りの分も自動的に全部失敗となるよな。

 それはそれでどうなんだろうな。

下にある★★★★★から評価してもらえると嬉しいです(^^;

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ