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『錬金225話 魔王の家を作る』 



「魔族だから、敵国である人族の街や仕組みは情報を集めていた。冒険者ギルドがあり、冒険者は魔物を討伐することで、ギルドから報酬を得て暮らす。錬金術士ギルドも調べる過程で知った。ただ錬金術士ギルドに登録する錬金術士は戦闘には不向きなスキルであると」


「詳しい! 魔王て人族のことに関しては魔竜よりも詳しいわ。まあ私は魔竜でもずっと山奥にいたから、人族の仕組みなんて気にしなかったから」


 スイは魔竜で山奥にいたしな。

 あんまり関係なくていいとは思う。


「錬金術士ギルドではなくて、なぜ俺が冒険者ギルドに登録して冒険者をしたかと言うと、この錬金術士の力は普通じゃないと思っていた。実際に凄い力だと思い冒険者をしていたのに、追放されたんだ。それで俺はふっきれて、冒険者から足を完全に洗った。今は冒険者じゃない、錬金術士であり、村長だ。農村を発展させるのに、錬金術士の力を使うと決めた」


「そうだったのか。確かに錬金術士の力は凄まじいのは魔王の俺が認める」


「そういうことですから、魔王の家を作ろうと思う」


「私も手伝います、魔将娘のセルラですが、なんでもやりますよ」


「ビビも手伝います。魔王様と住む家をつくるのですから、頑張りますよ」


「パヒューナもね。ただ魔王様の家は今までを村長はご存知ですか?」


 パヒューナから言われたのは魔王の住宅についてだったが、あいにく俺は魔王の住んでいる住宅には何の知識もないし、知りようがない。

 ただ魔王ていうイメージからは、おぞましい魔王の手下の魔物がぞろぞろといて、城があり玉座に座っているイメージだが。

 まさかこの世界の魔王も玉座か。


「知らないし見たことない」


「魔王様の家は、西の大陸にあって、魔王城と呼ばれています。私の魔将娘も警備も兼ねて住んでいました。大きさは王都にある城よりも大きく、魔法でも破壊不可能な壁で作られています。そして魔王様は最上階にいて、各階層にはフロアマスターを配置して、人族が来ても通過できなくしてました」


「そんな家は作れんぞ、パヒューナよ!」


「出来たら、村長にお願いしたい、魔王様専用の魔王城と同じのを作ってください」


「無理だ!」


「魔王城が無理なら、フロアマスターの配置できる階層は?」


「階層いらない!」


「それではフロアマスターが置けません、ベヒーモスとかそのクラスの魔物を配置したい」


「パヒューナ、全部無理です!」


 やはり思った通りか、いやフロアマスターとか思った以上だし。

 フロアマスターて、魔王に忠誠する魔物でも最強クラスの魔物だろ。

 やめてくれ、俺の農地に凶暴な魔物を置くのは。

 しかも階層とか、この農地の家には不必要ですよ。

 何人かゆったりと住める家ですからね。


「よろしいですか魔王様、城ではなくて、村長は全部無理と言ってます」


「構わん、村長の作る家に住もう。我らは住人になるのだ、不満やわがままは通じないのだ」

 

 さすが魔王だ、物わかりがいい。

 説得する必要がない。


「ただし、俺のベッドは魔王特注であり、骸骨戦士に千年かけて磨いた水晶で作ってあるのを作れるか、あれは寝心地がいいのだ」


「作れません!!!!!!」

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