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『錬金224話 魔王の家を作る』


 魔王が住人になったことで、現在は魔王の住めれそうな家は空いておらず、新たに新居を作るとなった。

 家がないと困るしな。

 現在農村には、家は三つある。

 俺が基本住み、スイとモフルンとリアもいるのがあり、フェンリル族のガーターら複数名が住むのがあり、それとは別にドリアード族のメヌエットとサザンが住む家もある。

 土地はいっぱい余っているのでそこは心配ない。

 家を作る材料であるが、全て最近作った倉庫においてあるので、倉庫に行き使う材料を取り出す。


「倉庫から取り出すのね」


「この前作った倉庫ですね」


「そうだな、ここにはミスリル合金がある。家の柱や床に使うと強くなる」


「引っ張り出しましょう」


 ミスリル合金は家の中心に使い強化する。

 木材はまだあるから、大丈夫ですね。

 それらを繋ぐのに使うミスリルネジも忘れないで出して、ミスリルドライバーを工具として使う。

 やはり倉庫を作っておいて正解だったのは、ごちゃごちゃしているとどれが足りていて、どれが足りないのか区別がつかないが、倉庫に整頓したことで、次に使うときに足りないのがわかる。

 現在ではミスリルの素材はダンジョンから持ち帰ったので、足りているけど、木材が減ってきたとわかる。

 木材はそろそろ追加で欲しいとこだな。


「フランツ様は、農地での仕事があっている。冒険者よりも。だから王都にいても、仕事ができたよ。すごく成功したかもよ」


「王都には色々な仕事があるさ、まあ都会だから人も多いし、職業も選べる。農民に商人に生産職人で、家具職人や家を作る職人、武器職人、アイテムを錬金する職人もいる。俺は本来は錬金術士だからな、錬金術の仕事につけばよかったのだろうな。でもなぜかな俺は冒険者になった。もっとこの錬金術士の力を活用できると思ったのがきっかけだ」


「フランツ様は物を作っているときは楽しそうですよ、魔王と戦っている時よりも」


「そりゃそうだろう、魔王と戦って楽しいわけないさ」


「楽しいとかて、スイだけでしょう」


「私だけか」


「スイは特別だから。みんなは違うよ」


 王都には錬金術士ギルドがあり、錬金術士のスキルもちならば歓迎されると聞く。

 ギルドに行けば、どこかしらの錬金術士の働ける職場を紹介してくれるとかで、もちろん錬金術士の腕によってもらえる金も違うという。

 一般的に錬金術士の仕事は地味である。

 魔物とは戦わないので、安定はしているが、給与は低いとされる。

 これは当然で、魔物と戦い危険な仕事をしている冒険者の方が、遥かに多い給与をもらえるのは、仕方ないこと。

 その為、冒険者の一部からは錬金術士はバカにされる傾向があるのも事実だ。


「フランツ様村長よ、わかる点がある」


 そこで魔王が俺に質問してくる。


「なにかな、不明な点でもあるかな、あれば遠慮なく言ってくれ」


「冒険者になったと言ったが、冒険者ギルドに登録したわけだな、まあ魔王なので詳しくはないが、普通は錬金術士ギルドに登録するのではないのか?」


「ずいぶんと詳しいいですね、錬金術士ギルドなんて私も知らなかったのにさ、魔王が知っているのは不思議」


 リアは錬金術士ギルドを知らないと言ったが、錬金術士くらいしか知らないマイナーなギルドだと聞いていた。

 知らないのが普通だな。

 そうなると、良く魔王は知っていたな。

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