『錬金222話 魔竜アイスドラゴンさん、怒る』
ついにスイがやっちゃった。
暴竜の水風はスイの超攻撃である。
騎士団長ルーリンは、いきなり農地が暴風に包まれてしまい、混乱中。
強烈な風でルーリンは何もできない。
「あああああああああああ、なにこれええええええ、台風かあああああああああああああああああああああああああ」
「暴竜の水風で、フランツ様への中傷を反省しなさい!!」
暴竜の水風が始まると、騎士団長ルーリンは耐え切れなくなり、空中に投げられると、回転していき、ものすごい速さでグルグルとなる。
巨大な竜巻までなると、ルーリンはその竜巻ごと飛ばされた。
竜巻は農村から離れていく。
一緒にルーリンも飛んで行ってしまい、居なくなった。
竜巻が居なくなったあとには、何もなかった。
騎士団長ルーリンは大丈夫ですか。
見えない所まで行ってしまったけども。
あまりの強さを見せられた俺たちは全員が沈黙となるのは、仕方なかった。
「フランツ様、もう安心です。騎士団長ルーリンのクソ野郎は飛ばしましたから、もう来れないでしょう」
「いや、飛ばしすぎでしょう!!!」
さすがに飛ばしすぎる。
「スイ、団長さんはどこに?」
「かなり遠くに送ったよ。確かこの国の王都がある方向ですので、王都に送りました」
「嘘おおおおおおおお」
「死ぬでしょうううううううう」
「そう、ちょっとやりすぎたかな」
ちょっと、ですかあ。
照れ笑いとかしてますけど、ここは照れ笑いするところじゃないですから。
加減がわからないのが魔竜の欠点ですかね。
「スイ、君はもう少し加減を学習しよう。そうしないと危険だ」
「はい、フランツ様」
スイが暴竜の水風で団長ルーリンを消してしまうと、それを見ていた魔王ストラマーベルが、
「魔竜!! 本物の魔竜アイスドラゴンかよ、すげええ、マジですか、え、今のマジの奴ですか、あんなのありですか、異常でしょう!!!!」
「魔王様でも驚くほどの魔力、すごすぎる、ビビはびっくりです!」
「セルラも初めてです、こんな凶暴な攻撃は!」
「いいですか、こんな攻撃存在して、パヒューナは信じられません!」
続けて魔将娘も腰を抜かすほどに驚く。
地面にお尻をつけていた。
魔王も驚かせるてやばいですね。
騎士団長ルーリンの無事を祈るしかないです。
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