『錬金212話 魔王視点 魔王さん、本気出す』
『魔王視点』
「困ったな」
「フランツ様、ここは私も力で魔王を」
「だめだスイ。スイが暴れたら大変になる」
「はい」
「俺は魔王だ、こうなったら力で決めるしかない。お前らを倒してリアは強引に連れさるしかないな。でも悪く思うなよ、魔王に逆らった方が悪いのだからな」
俺は戦いは避けていたのはリアは俺の嫁になるので、あまり悲劇にはしたくないと思ってのことだが、これ以上の話し合いは難しかった。
よって、魔王の力でフランツを従わせるのだ。
魔力を全開にする。
闇の恐ろしさを知るがいい。
お前らの知る魔物とは次元の違う魔力だ。
どうだ、怖いか、怖いだろう。
「危ないです、魔王は攻撃するつもりです!」
「ご主人様、私に隠れて!」
「いいや、俺が戦うよ魔王と。大事な住人であるリアを連れ去るというのだ。村長としてはここは引けないし、モフルンやスイに頼るわにいかない。リアとスイとモフルンは下がってくれ」
「ふふふふ、魔王と戦うのを選んだかフランツ。それは失敗だな。フェンリル族に戦わせたならまだしも勝機はあったものを、行くぞ、魔王の剣だ、魔霊闇剣!!」
フランツには悪いが、一瞬で倒させてもらう。
魔霊闇剣を防御する人族いないし、不可能だ。
まして錬金術士には、そんな力はない。
一撃で終わる。
ガガガガガガ!
「そっちが剣術なら俺も錬金術士の剣をだすよ。いいよね」
「ななななななな!!! 錬金術士がどうやって俺の剣を防御できた。不可能だ、絶対に不可能だ」
魔霊闇剣は我が魔王の最強の剣術である。
人族の持つ最強の盾や鎧も真っ二つにする。
つまりは人族の剣では魔霊闇剣を防げないはずが、なぜかフランツの剣は防げた。
なぜだ?
意味がわからないし、頭が混乱している。
もう一度、もう一度、魔霊闇剣をしてやる。
それではっきりする!
「錬金術で魔法剣を付与したミスリル剣だ。そこらの剣とは違うよ」
「うるさい、うるさい、うるさい、魔霊闇剣だあああああああ!」
ガガガガガガ!
「なあ~~~~、魔霊闇剣を二度も防いだ!!!」
あり得ないよな!
こんなことがあっていいのか。
魔霊闇剣が錬金魔法の剣で防いだなんて、あっていいわけないのだ。
魔王が錬金術士の前に、簡単に扱われていいことない。
なぜなのだ、あの剣の秘密が知りたい。
知りたい、知りたい、知りたい、どんな付与をしたのだ!
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