『錬金209話 魔王視点 魔将娘さん、戦闘モードに』
『魔王視点』
「村長のぶんざいで魔王様への差し出しを拒否るとか、自分の置かれた立場をわかっていませんね。これだけ言っても無駄なら、村長をわからせるしかないですが、それでもよろしいですか、嫌ならリアを差し出しなさい」
「フランツ様、お下がりください。魔将娘とやらは私にお任せを」
「いやいや、スイが出ると、またヤバイだろ、俺の農地と家が壊れる!」
「ご主人様、また作ればいいのです、私も魔将娘を許せません、ご主人様に無礼ですので、戦ってやります!」
なんと、ビビが魔力を少し出すと、別の女の子が、スイともう一人の獣人の女の子がビビの前に立つ。
この女の子も戦闘タイプなのか?
単なる農民ではないかは、まだわからない。
「おバカさんね、私の魔力で少し怖い思いをさせてあげます。謝ってもだめよ、もう許しません!」
ビビが猛烈に闇の魔力を放出した。
もうこうなったら引けない。
ふん、どうせスイとかいうのと獣人は、怖くて立っていられないさ。
魔将娘の魔力に耐えられるのは、ほとんどいないからだ。
「ビビさん、それがどうかしましたか、もっと魔力を出してもいいですけど。私には効きませんこの程度ならね」
「ええっ、私の闇の魔力に耐えてる!! それなら魔法でいきましょう、魔将娘魔法、ダークホライゾン!」
ゴゴゴゴゴ!
ゴゴゴゴゴ!
ビビが本気モードになったのは、フランツが悪い。
俺のせいではないぞ、スイといかいう女の子は守ってあげないと死ぬけどな。
ダークホライゾンは、人族で防ぐにはあまりにも強い魔法で、城を一つ吹き飛ばす力がある。
農地がまるごと吹き飛ぶのは避けられないな。
頼むからリアだけは攻撃しないでくれ、まあそこは大丈夫だろうが。
「ダークホライゾンですか、闇魔法でしょうけど、私の尻尾で防御しましたけど」
「なななななななな!! 私のダークホライゾンが尻尾で防御した!!」
バカな!
ダークホライゾンを尻尾で楽に防御し、消えてしまった。
俺は夢でも見ているのか?
ビビの闇魔法があっさりと防御されるのは、経験がないし、どんな相手にも通じた。
ビビも混乱している。
「ビビ、私も参戦しよう。ただならぬ相手だからだ。私は西の魔将娘パヒューナです、ビビと同じ魔将娘。今の防御したのは驚きました。ただ魔将娘サンニンなら無理ですね。偶然に防御できたのでしょうからね。魔将娘魔法、ダークシャワーです」
ゴゴゴゴゴジャー!
「私も参戦します、魔将娘最後の紹介ですが、セルラと言いますので。それで調子に乗っている獣人は私も魔将娘魔法をしてあげます。よろしいですね、面倒なので一気に終わりにします、魔将娘魔法ダークサンライズ!!」
ゴゴゴゴゴファー!
続けてパヒューナのダークシャワーとセルラのダークサンライズが爆発する。
確実に農地と家は破壊されるのは免れないはずだ。
ふふ、俺の魔将娘を甘く見たなフランツよ!
家も何もかも失え!
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