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『錬金002話 追放2』

『錬金002話 追放2』



 勇者の隣にきた魔法使いであり、国家最強の魔法使いである、ミーシャ。


 彼女は俺をわかってくれるとは思うが、


「フランツ、あなたは錬金術士で雇っていたのはさ、魔物からアイテムを取りレアなアイテムに錬金すること、それがゼロだったなんて最悪でしょ。フランツを仲間にするメリットはゼロなのよ、バ〜〜〜カ」


 ミーシャは俺よりも年下の女の子であるが、確実に俺を下に見てる発言だったのは、残念でならない。


 魔法使いとしての才能はあるし、とても品の良い女と思っていただけに、俺を侮辱する言い方は酷いものだ。


「ミーシャ、俺はパーティーに莫大な努力と貢献をしてきた。キミならわかるよな?」


「はぁ??? あなたバカ。うちのパーティーはSランクになったの。フランツに報酬を余計に出さないといけないのが無駄なのよ。何も仕事をしてないのに報酬だけ取るってズルいよね。この報酬泥棒が!! アイテムを盗まずに報酬を盗む、最悪だわ、マジで消えて、今直ぐに私の前から消えて!!」


 なんと酷い表現であるか、俺に報酬を与える価値がない泥棒って言い方だが、一番価値のある俺を前に言ってはいけないだろうに。


「報酬泥棒、最高〜〜〜〜!!!」


「ホント泥棒だよなお前。今まで与えた報酬を返してもらいたいよ。ていうか返せよバカ!!」


「すまんな、あまり金はない」


 よく言うな、俺にはみんなと違い大した報酬を与えていなかったのを、俺は知っているのだが、それでも返せとかはないだろうに。


 俺をまるでコソ泥や泥棒扱いはしないで欲しいものだ。


 ギルドマスターも笑いが止まらない。


「フランツね、うちらはこれからSランクパーティーになり、忙しいのよ。魔王も討伐するしさ。はっきり言ってお荷物よ、逆に死ぬよ。死にたくないでしょ、だったら消えなよ。面倒みてあげたのよ私はフランツを。せいぜい私に感謝しなさい!!」


 さらに追い打ちをかけてきたのは僧侶のフィーネル。

 彼女は若いが、僧侶の職種を得て、期待されている一人だが、その僧侶の職種になれたのも俺のおかげなのは知らないらしい。


「とっとと、ギルドから出ていけ!!!!」


 ギルドマスターから最後は通告されて俺は冒険者ギルドから出た。


 やれやれ、こうまで俺をバカにするとはな、それなら俺も考えがあるし、行動に出てもいいよな?

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― 新着の感想 ―
[一言] 追放系の小説はいつも序盤が一番峠だと思います。
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