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『錬金191話 地下二階ありました』



 地下二階。

 魔物は鳥の魔物以外にもいて、数も多い。

 モフルンが切り込んでいき、俺は逆のほうにいた魔物をミスリル剣で切る。

 さいわいにも、今のところ魔物は倒せている。

 まあ経験値を積むにはいいが、今のところ俺はスローライフの計画しているので、経験値を積む必要ないのですよね。

 地下二階は一階よりも複雑な構造をしていた。

 やや迷路のようなつくりだ。

 そこで魔物を倒したモフルンが何か持っている。


「モフルンが持っているのは?」


「魔物を倒したらあった。ドロップアイテムです。う~ん金属みたいな感じですし、捨てますか」


 持っているのを拝見させてもらうと、金属っぽい。

 ドロップアイテムは魔物を討伐すると、まれにアイテムがあること。

 アイテムとして使える物や、錬金術で素材になるのもある。

 貴重なアイテムもあり、できるだけ取りたい。

 アイテムの買取店に持ち込めば、金と取り替えてくれるし、物によっては多額の金にもなる。

 その為、冒険者はドロップアイテムだけを取るのを仕事にしているのも少なくないという。

 アイテムを落とすなら、持ち帰るし、金になる。

 それによく見ると、かなりレアなアイテムに思えて、鑑定してみる。

 もしかして、レアアイテムかもだ。


「レアアイテムみたいなので鑑定してみたい。ちょっと気になる金属なので。金属は全て錬金術で使えるし、欲しかった。それにかなりレアな金属かもだ」


 鑑定した結果は、俺の直感が当たった!

 いい結果だ。

 ビッグバードのドロップアイテムは、ミスリル素材になる!


「どうです?」


「ばっちし、レアアイテムだ。それも上級のレアアイテム。めったにない金属なんだ。これはラッキーだ!」


「レアアイテム、良かった!!」


 ダンジョンなど面倒なのができたなと悩んでいたが、ドロップアイテムはレアアイテムでした。

 俺の持っているミスリル合金は減ってきたから、どうしようかと思っていたところであった。

 ナイスタイミングです!

 地上に持ち帰りたいアイテムだ。

 さらにダンジョンの壁に触れてみると、触った感触からもミスリル素材だった。

 どうやら採掘でもミスリル素材が取れそうです。

 そうして少しばかり討伐して、何個か金属をゲットしました。

 今日はこのへんにするかな。

 まだ下の階層がある可能性があるにしても、時間もかかるし、一度地上に出たい。

 モフルンにもそれを伝える。

 地上に出ると、リアが待っていた。


「フランツ、どうですか、帰って来ないから心配してたよ」


「入ってみて、穴はダンジョンだった。普通に小さな穴かと思うだろ、でも穴の奥があって、魔物を討伐してた」


「ええっダンジョン!!」


「ダンジョンが農村にできた、しかも魔物ですか!!」


「急にできたのか、初めからあったのかは、不明だ。しっかりしたダンジョンだった。深さはありそうかな」


「地下二階まで行ったの。魔物はけっこう襲ってくるから叩き落したよ。そしたらドロップアイテムを取ったの、ほらみて」


「本当だ、ドロップアイテムだ。領地の地下に魔物がいたとは」


 リアとスイはドロップアイテムを見て驚いている。

 地上で待っていた間は、まさかダンジョンだとは思わなかっただろうな。

 

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