『錬金184話 サラは料理をする』
農作業も進んだのは、いいことです。
これぞスローライフて感じですね。
グラティアスとか本当に邪魔てわかりました。
その日の夜のご飯をしたい。
みんなも、お腹空いていると言ってる。
料理の準備に着手する。
新しい家には以前よりも大きなキッチンを作った。
住人が増えたから、料理を作る量も増える。
それにフェンリル族の人は、よく食べること。
そこで料理当番に誰かにしてもらうのを考えた。
メヌエットには、農作業を頑張ってもらった。
そこで、フェンリルのサラにお願いしてみた。
「サラ、どうも」
「村長、料理するのですよね」
「実はそれなんだ、料理を始めたいのだが、人が足りない。サラは料理経験はあるかい?」
たぶんないとは思うけどな。
いつもは生肉を食っていたと言ってるから。
一応は聞いておきたい。
「料理は経験ないです。今までは森や草原で肉を食ってましたので。道具や火を使う食べ物はなかったの」
「モフルンも、そう言ってた。基本、生肉だったて。でも問題ないと思う。俺の言うとおりに道具で切って貰えばいいよ」
「道具を使うのは楽しそうです!」
そうしてサラに料理を手伝いしてもらうとなった。
サラはモフルンと同じくフェンリルであり、巨大な胸を持っている。
ミスリルナイフを渡すと、軽快に肉をさばく。
ナイフで切るのはとても上手い。
俺の指導など要らないようだあるが、動くたびに胸も動くので、見ないようにした。
指導する立場として、不謹慎ですので。
「肉を切るのは面白い。いつもは牙や爪を使うので、もっとざっくりしているかな」
「上手いよ、そしたら次は焼く作業に入る。焼くのは簡単さ。ミスリルのフライパンていう道具があるので、そこに入れたらいい。焼かれていく」
ミスリルのフライパンを出して、切ってもらった肉を乗せて焼く。
火は錬金術の火薬を使用。
火をつけると、
「わぁっ、火だ!」
「フェンリルは火は見たことないかな?」
火を付けたら驚いていた。
火と言っても、ガスコンロみたいな小さな火。
それでも驚くのは、火に慣れていないのだろうな。
あまり身近なものではないと驚くのはある。
俺だって魔法見たときは驚きだった。
水やら火やら、まるでゲームの世界。
今だに慣れていないので、サラをバカにはできないのだった。
フライパンの使い形を教えると、手慣れたもので、肉を焼いていった。
「凄くいい匂い! 生肉にはない匂いです!」
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