『錬金183話 メヌエット農作業をする』
俺にとって面倒ごとが去り、農地の作業に集中したいものです。
もう忘れよう、グラティアスのことは忘れようと思う。
それから農地での作業をした。
コムギの栽培にも本格的に着手する。
コメは収穫があったので、だいぶ慣れてきた。
次はコムギとした。
そこで手伝いを考えることにする。
「リアさ、メヌエットに仕事をしてもらいたいのだ」
そこで手の空いてそうなメヌエットを考えた。
「メヌエットなら喜びますよ。農作業したいと言ってるし。呼んできます」
メヌエットが来て、話をした。
嫌な作業をさせるわけにはいかないので、無理にはさせたくはない。
「コムギですか。やります。やります! 農作業、面白そう!」
「そうかい、良かった。コムギの作業をしてもらうぞ」
「はい」
そうして農地では、現在はコメを中止にしており、キャベツも始めてある。
コメの近くにコムギの農地を耕した。
使ったのはミスリル農具だ。
土を掘った瞬間に荒れ地は土になる。
「凄いです、魔法みたいです!」
「ミスリル農具と言って、錬金術の農具。メヌエットにはコムギを土に植えてもらおう。慣れてきたらコメや野菜も頼むよ」
「できるかな?」
「大丈夫だ、難しいことはない」
メヌエットはドリアード族。
リアとも仲の良く、リアにも農作業をしてもらおう。
コムギを植えるのは進んだようだった。
植えが終わればスイの仕事だ。
スイには手から水を出してもらうのは、いつもの作業だ。
「スイ、お願いするよ。メヌエットに作業を手伝いしてもらったんだ」
「農地が増えたので、人数も必要です。私の水も忙しい」
「よろしく」
無限に水が出るて便利です。
精霊が農作業をしたのは貴重でしょう。
メヌエットもスイのチートな水の能力には驚いていた。
「フランツ村長は、優しいです。リアとは婚約したのですよね」
「決まってないぞ」
「わ、わ、私も婚約したいのです、フランツ村長となら婚約してもいい!」
「なにをっ! 婚約とかドリアードとしなさい。メヌエットにはいい人が見つかる!」
なぜかメヌエットは俺と婚約したいと言い出す。
農作業も落ち着かないなこれでは。
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