『錬金173話 魔竜さん攻撃する』
ミーシャは慌てている。
こんなミーシャは珍しい。
よほどのことがないと、慌てないのが彼女のた戦い方だ。
しかし氷の魔法を防がれても、連発するところは、切り替えが早い。
ズバっ!
ズバっ!
氷弾を連発。
もの凄い戦いになった。
俺にはとモフルンとリア達は、スイから離れた。
危ないからね。
「氷の串刺し!!」
さらに氷弾に続けて氷の槍をまとめて投げる。
ズバっ!
ズバっ!
しかしスイは氷の弾も槍も、防御してしまう。
まるで効いていないのは恐ろしいな。
こんな場面は見たことなかった。
勇者パーティーにいた時はミーシャは無敵に近い強さだったのを見ていたから。
「氷の串刺しまで防いだ。私の魔法が効かない?」
「人族の魔法使いならいい腕している。でも相手が悪かったわね」
「ぐわああああああああ、ミーシャ、俺も剣術でやる、勇者を舐めるなあああああああああああああ!!」
フィーネルに回復してもらったグラティアスの攻撃だった。
またも剣術ですか。
いや、剣術しかないのか。
でも、それは錬金していない魔法剣じゃないので、弱いですけど。
「効きませんね。そんな剣術。弱すぎます。CとかDランクじゃないかな? 私の平手の方が強いよ ペシッ!」
平手打ちをグラティアスの顔に、数発叩かれる。
「ああああああああああああ! 顔がああああああああ!」
グラティアスの顔はボコボコになった。
まるで大人と子供の戦いだった。
「氷の攻撃てのを見せましょう、アイスエイジをします」
今度はスイが氷の攻撃を出した。
ザザザザザ!
ザザザザザ!
ザザザザザ!
アイスエイジで、いきなり氷の津波がグラティアスとミーシャとフィーネルを襲った。
全体攻撃であった。
早さと攻撃力が違った。
勇者パーティーは、大ダメージを受ける。
「体が凍るああああああああああ!」
「なんて強力な氷だあああああああああああああああああ!」
「強いよおおおおおお!」
スイのアイスエイジが圧勝した。
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