『錬金171話 魔法使いさん、怒る』
「魔法使いが怒ったからいいわよ、そしたら私も怒るから。いいですよね、フランツ様。この者らを相手にしてよろしいですか?」
「困るなぁ〜」
スイは俺の方に向いて、俺にいいよねって感じに。
いやいや、スイが相手になるのは避けたいのだが。
なぜならここに来たのはスローライフするためであって、勇者パーティーと戦うためじゃない。
でもスイもちょっとキレ気味な感じしているし、もう俺には止められない感じした。
「ご主人様、私もお相手します」
「えっ、モフルンも」
「私もお忘れなく」
「リアもか」
他にもいるけど、みんな人型の形態しているので、グラティアスはわかっていないらしい。
彼女らは伝説級の魔物なんだよな。
それとももうわかっていて、それでもスイに言ったのかまでは、判断が難しい。
ミーシャだけに、魔竜すら恐れないてことかな。
「あはははは、魔法使いミーシャと聞いて、相手すると言いましたね、そこの髪の毛の青い女の子。面白いわね、いいわよ、相手になってあげますよ、農地ごと吹っ飛ばしてあげますわ!」
「あははははははは、フランツ、仲間がいたら安心と思ったの、勇者パーティーに美少女数人とかで、勝てると思ったとかウケます、バ〜〜〜〜〜〜〜カ!」
フィーネルもやる気出した。
もう止められない雰囲気だ。
ちょっと待ってくれよ、せっかく俺の家と農地を壊されて直したのだ、また破壊するのかよ〜〜〜〜!
「勇者パーティーを相手にしたら、どうなるか、わからせてやろう。俺は勇者だ、はじめから最強なんだよ、フランツの力を借りなくても最強なんだよ。力ずくで俺の剣にした呪いを取らせてやるぜ!!!」
勇者グラティアスの攻撃が始まる。
剣をぬいていた。
その剣は普通の剣だろうに。
スイに向かった。
「まずは髪の毛の青い女からだ、剣で切り裂いてやろう!!」
スパッ!
剣がスイに当たる。
しかしスイは剣を片手で持った。
表情は無表情だ。
俺に対してのグラティアスの態度日怒りを起こしたのかもだ。
「ななななっ!!! 俺の剣を片手?」
「これが勇者の剣ですか? もっとしっかりと剣をお使いください」
「なんだ、この女、普通の女じゃない!! 冒険者か!」
「冒険者? 私に冒険者とか失礼ね。魔力を出せば少しはわかるかしらね!」
ついに攻撃されたスイが魔竜の魔力を全開させるようだ。
こうなったら、グラティアスの剣では勝てませんよ。
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