『錬金158話 家が完成する』
ネジで作ったので、簡単には壊れない作りである。
「わああああ、完成したの!」
「立派な家です!」
「中も作ってあるから、みんな入ってみなよ」
家の中も作ったので、パタゴナはゆっくりと入る。
普段は家には住まない魔物であるから、興味があると思う。
ガーターも入ると、
「人族の家か、よく出来ているな」
「これだけしっかりとしていたら、冬でも温かいだろうね」
「人族はたいてい寒がりですから。俺も寒がりです」
フェンリル族やドリアード族は冬でも、大丈夫そうだな。
フサフサ下毛に覆われているし、ドリアードは木ですから、冬でも夏でも生命力がある。
スイは今回の家の出来栄えを見て、
「フランツ様、前回の家よりも良いです。広いし、ゆったりしています!」
「うん、家の設計から、前回よりも大きくしたんだ」
ただみんな驚いたようだが、これで終わりではないのです。
まだ作る予定だ。
それはリアの友達であるドリアード族のメヌエットとサザンが住む家だ。
二人も農村に住む住人と決まったわけで、家は必要となる。
「あとね、もう一つの家を作る予定だ」
「えっ、もう一つ?」
「そうだよ、必要だろ、サザン?」
「あっそうか、リアの友達のサザンも住人になったもんね、住むところがいる。フランツ様はサザンとメヌエットの分も作るのですね」
「うん、作るよ。材料の木材はいっぱいあるし、ミスリル合金もある。問題ないよ」
「嬉しいです! 俺の家を!!」
サザンは嬉しそうにしたのは、俺も嬉しくなる。
期待しててくれていいよ。
今から作るから!
家を出てから、同じようにミスリル合金と木材を組み合わせて作る。
場所は俺の家の近くである。
場所はあるので、心配はなくて、直ぐに作れた。
サザンとメヌエットを呼んでみて、
「どうだい、この家は君たちの家だ。今日から自由に使っていい。それともドリアードの住む家とは違うから、住みにくいかな?」
「いいえ、とんでもないです。素晴らしい家です。ここに住めるなら、ワタシは農作業とかいろいと仕事します!」
「ありがとうメヌエット。住人で仕事してくれたら、農村も発展できる。一緒に発展させよう!」
「はい!」
メヌエットとサザンは嬉しそうに家を喜んだ。
我ながら、いい出来栄えだはないかなと思った。
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