『錬金157話 家を立て直す』
家を立て直す前に、最初に家の構想を考えておく。
壊される前の家は、俺とスイとモフルンとリアでも十分に住める大きさはあった。
今度はリアの友達でもあるドリアード族のメヌエットとサザンも加わる。
二人の住める家も欲しいです。
前回の2倍くらいの大きさであれば、問題ないよね。
家の設計とかはしたことないけど、俺には錬金術がある。
木材を家で使える大きさに切断もする。
「ミスリル剣」
「フランツは錬金術士です。錬金術で家を建てるのです」
「えっ、どうやるのかな?」
「できるの、まだ木材は適当な大きさだ?」
トラムが不思議そうにしている。
トラムはまだ俺の錬金術の実力をわかっていないようです。
ミスリルの剣で木材を切った。
大きさはバラバラの木材を家で使える大きさにカットした。
軽く切っただけである。
スッ!
スッ!
スッ!
木材は俺のイメージの大きさにカットされてしまう。
あっという間に切ったので、パタゴナやガーターも動かが止まっている。
「な、なんだ今ので、今ので切れてしまったぞ!」
「フランツ殿、これは、どうやってきった?」
「俺の剣だよ。ミスリル剣は、自在にイメージに切れるんだ」
「凄いです!」
「ご主人様の錬金術士が出ましたね!」
次に木材を家にする作業だ。
今回は、家を大きくして、尚かつフェンリルに壊されることのないように、丈夫に作りたい。
「そして、今回の家はガーターやフェンリルに壊されるのを想定して、しっかりとした作りにする予定である。錬金したミスリルの板や柱などをふんだん使う。ミスリルを中心に木材と組み合わせて作れば、壊れ難いだろうからな」
「なるほど、フランツ様のミスリルなら壊れない家になる。最強の家も作れます!」
「よし、ミスリルの合金を作るので、それを骨格にする!」
ミスリル合金を錬金術で作り出す。
合金を伸ばして、家の柱ひなる大きさにした。
ミスリル合金をさら地に突き刺した。
次々とミスリルの板を柱にした。
家の骨格に配置すると、家の形になった。
「おおお、合金で作る家か!」
カットした木材を貼り付けた。
うん、だいぶ、家っぽくなったな!
前回はトレントから取った樹液でノリとして接着した。
だが、今回はネジもミスリルで作った。
ネジを接合箇所に入れたら完成だ!
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