『錬金152話 二人の助っ人』
サザンは快く挨拶をしてくれる。
男性なので力を使う仕事は問題ないだろう。
「もう一人は、メヌエット!」
「はい、私はメヌエットです。リアの友達でもありますので、ご指導を」
「よろしくメヌエット」
メヌエットは女性だった。
サザンとメヌエットとも、リアの友達みたいで、知っているらしい。
その方が、誰も知らないよりか、仕事しやすいのはある。
「リアの友達だったかな?」
「ああ、サザンにメヌエットか、なんだ手伝いしてくれるのかい」
「うん、木材を切ったらいいのだろ。俺も切るよ。フランツ村長の家を作る木材。てことはリアが住んでる家てことか?」
「そうなる。私も住むので、一番良い木材を切りなよ、サザン!」
「任せなよ、おれの木材を見る目はあなどるなよ」
そうしてサザンとメヌエットも加えたメンバーで木材の作業を開始。
木材はサザンが場所を示した。
木材にも良いのと惡いのもあるらしい。
俺には判断つかないのに、サザンはわかった。
森林が多くある斜面にきた。
誰も手を付けていない感じ。
道もなかったので。
「フランツ村長、ここら辺の木材は良い。まずしっかりとしているし根も丈夫だ。ここのにしなよ」
「そうしよう。伐採を開始しよう。みんなもサザンに聞いたりして、伐採しよう」
「わかった!」
みんなはオレの掛け声で、作業を開始した。
伐採は大変ではある。
フェンリルの生徒のトラムは、
「おおお、木て、なかなか切れないっす!」
「トラムは切り方が違うのよ。この木は切る方向があるの。逆の方向に切ると、切りにくいのね」
「へえ〜、そこまで考えねえわ。やってみるよ、メヌエット」
「お願いね」
トラムはメヌエットに教えてもらい作業を続行した。
実は俺も知らなかった。
今のメヌエットのを聞いて、直ぐに実行した。
確かに切りやすいなと思った。
なるほど単に切ればいいというよりは、やり方もあった。
経験者の意見は役にたつものです。
トラムはその後は、切る速度が格段に上がる。
ガーターが剣で切っていたのを発見。
凄まじい速度と回転切りで、木材を連続切りした。
「おおおおお、切ったるぞ!!!!」
「凄えな、あのオッサン!」
「凄い剣使いです!」
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