『錬金149話 精霊の山への許可』
「俺の領地て呼んでいるのは、少し変えたらどうかな、まずは最初は領地から村にしたらいいわよ。村とか、農村とか。嘘ではないし、面白いと思う」
「リアの考えだと、農村てことか。悪くはないな農村て。よし農村にしよう。実際にコメも作るし、これからも農地は発展させたいからな」
リアから農地あるので農村はどう?と提案あって、いいかなて思った。
まさに今の俺の領地にはピッタリな感じする。
よし、決めた。
農村に名前はしよう。
「リアのアイデアである農村にしたいな。俺もいいと思う。農地はあるし、農作物は今後も作るからな」
「何農村にする? ただの農村だけじゃ、どこの農村なのかわからないですよ」
「フランツの農村はどう?」
「えっ、俺の名前をつけるの。それは嫌だよ。自分の名前は恥ずいよ!」
ちよっと恥ずかしいよな。
自分の名前を村の名前にするて。
なんか自己顕示欲の強い政治家みたいじゃん。
偉い政治家になって、自分の銅像も立てちゃうとかさ。
俺はそういう欲はないからな。
自分の名前は勘弁だ。
「それなら錬金術士の農村てのは、名前ではないけど?」
「錬金術士の農村て、怪しいでしょ、俺が国から怪しまれるのに決まってます!」
錬金術士の農村て、どんな農村だよ。
変な名前だろう。
国からも怪しまれるに決まっている。
得体の知れない村だとなり、有名になっちゃう。
俺はひっそりとスローライフしたいのだよ、パタゴナさん。
「錬金術士の農村て、いいけどな」
「ご主人様、フランツ、錬金術士がダメなら、いっそのこと冒険者ギルドから追放された農村てのはいかが?」
「それ、俺に恨みある名前でしょ!」
「フランツは追放されたのかい?」
「はい、実は俺は勇者グラティアスのパーティーにいました」
「勇者グラティアスのパーティーに、名前なら精霊の街にも聞いているぞ!」
「フェンリル族の私の耳にも届いている。さぞかし強い勇者だと。あそこのパーティーにいたなら、異常な強さも納得する」
「うん。魔竜も仲間にしたのも理解できる」
「魔竜の農村もいいのでは、珍しい村として、注目されるぞ、フランツ殿」
「注目されたくないですよ、それに近隣の街とかから、怖がられてしまいますし!」
一番ヤバイ名前ですよね。
どこに魔竜の名前を付けた街があるか。
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