『錬金147話 精霊王とフェンリルの長』
「おおお、リアよ、お父さんも酒を飲みたいな。まだ酒はあるなのかな?」
「もうないよ。全部フェンリルが飲んじゃったの」
「がっかりだ。ぜひとも飲みたかったな」
王のヘンプはがっかりとした。
ドリアード族も酒は興味あるっぽいな。
水だけで暮らせるとも聞いたが、美食にも興味あるのかな。
リアが俺の料理を美味しく食べたことからも、ドリアード族にも美食の要素がある。
酒もリアに与えたら、飲めていたからな。
案外と飲めたりしてな。
「申し訳ないな。俺もかなり飲んだので。遅れたけど、俺はガーターと言います。フェンリル族のなかでは俺はモフルンの戦いの先生をしている」
「おおお、ガーター、知っておるぞ名前は。恐ろしい強さを持っていると伝説になっておるしな。魔族の一団を潰したとか、人族の軍団を叩きのめしたとも。フェンリル族でも屈強の戦士がいるとな。あなたがガーターだったか」
やはり相当に暴れていたのだな。
酒を飲まさなくても暴れていたらしいガーターは。
そこに酒を与えたら、余計に暴れてしまったのだ。
「でもね、酒は近くの街で購入したのよね?」
「そうだね、山にあるキノコやコショウを取った。そのコショウを近くにあった街に売った時に、そのお金で買った酒なんだ。だからまたコショウを売れば、酒は手に入るよ。俺が買いに行きますよ」
「フランツよ、コショウは山にあるのを持っていけ。そして酒を後にしてきて欲しいのだ。出来るか? これは精霊の王の頼みだ」
「ええ、王が酒を買ってきてと言うなら、買ってきますよ。コショウは街ではとても貴重な品でした。それにコショウの品質もいいみたいでした。高く売れたのですよ。酒を買ってきたら、今度はドリアード族の人を料理に招待しますけど」
「お願いする。木材も好きなだけ持っていきなさい。王の私が許可する。フランツにだけ特別に許可する。それとコショウもな」
「はい、そうします。木材ももらいます」
精霊の王は、木材だけでなくコショウも持っていける許可を得た。
ありがたいことではある。
キノコやコショウは農地では難しいからだ。
野菜やコメは収穫できるけど、コショウは難しいな。
まあ酒と交換するのも悪くはないな。
俺の領地とドリアード族の街とで、交換する交流もいいだろうよ。
領地の発展にも繋がるしな。
ただ凄い発展だな。
ドリアード族の街との交流する領地なんて、世界にないよ。
俺の領地だけだろうね。
フランツ
種族 人族
年齢 17
職種 錬金術士
スキル
剣術F 物理攻撃耐性F 魔法攻撃耐性F 身体強化F 鑑定F 話術F 付与F アイテムボックスF 採掘F 採取F 狩猟F 飼育F 園芸F 栽培F 畜産F
装備
ミスリル剣 伝説級
ミスリル靴 伝説級
ミスリル鎧 伝説級
ミスリル小手 伝説級
ミスリル首飾り 伝説級
ミスリル指輪 伝説級
錬金術
錬金結界 伝説級
鉄打ち 伝説級
ミスリル壁 伝説級
鋼鉄爆破剣 伝説級
ミスリル農具 伝説級
ミスリルナイフ 伝説級
ミスリルフライパン 伝説級
スイ
種族 魔竜アイスドラゴン 伝説級
モフルン
種族 フェンリル族 伝説級
リア
種族 精霊ドリアード族 伝説級
ドリーン 女王
種族 精霊ドリアード族 伝説級 リアの母親
パタゴナ 女王
種族 フェンリル族 伝説級 モフルンの母親
ガーター
種族 フェンリル族 伝説級 師匠
トラム
種族 フェンリル族 伝説級 弟子
サラ
種族 フェンリル族 伝説級 弟子
ヘンプ
種族 精霊ドリアード族 王 伝説級 リアの父親
辺境の領地
フランツの家S
農地S
風呂B
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