『錬金146話 精霊王とフェンリルの長』
「いやいや、敵ではなかった。私達だったの!! フェンリルが酒で酔っ払いになり、暴れてしまったの。暴れて結果的に家を破壊力したのよ!!」
記憶がないてのは困るよね。
家を壊したのを認めているので、そこはいいです。
「えええええっ、それじゃ木材を山に取りに来たのは、フェンリル族が原因なのかい?」
「原因が我々です。お願いしますね、木材を、木材を、お願いなので、木材をちょうだい!」
「なんと、原因はわかりました。しかしフェンリル族にも困りましたね、フランツ」
「まぁ家はもっと大きく作り直しするよ」
フェンリルが酒で家を破壊したけども、あなたの娘のリアも農地を破壊したのですからね。
俺との戦いで、めちゃくちゃに農地を。
「ふふふ、あはははははは、面白い話ですこと。実は私の娘のリアも、フランツの農地をめちゃくちゃにし、ボロボロにし、コメとか農産物も飛ばして、二度と農地にできないくらいに、してしまったのですよ、恥ずかしい話。私もリアを取り戻すため、農地に行ったのね」
「えっ、ドリアード族女王もフランツ殿のところに?」
「そうよ、フェンリル族が行く前にね。女王の私が自分で、娘のリアを連れ戻しに行ったの。その時にリアがフランツと戦いになったと聞いた。農地で、凄まじい戦いになって、もともと荒れ地だったのを開拓者したの農地を、野菜なんかも乱気流で吹き飛ばして、もうそれは酷いありさまにしてしまい、最後は娘が落とし穴に落とされて負けたのです。でも農地は信じられないことに、フランツが復活させたと聞きました。フランツは錬金術士でして、異常な能力を持ってして、作り直したらしいのですよ。だから木さえあれば、錬金術士でまた家を建て替えも簡単なのよ!」
いやいや簡単とか言われてもな。
まるでいくらでも何回でも壊していいみたいだな。
それは困るよ。
俺としては壊されないのを望んでます!
お願いですので、これ以上の破壊はお止めください。
と言って通じる相手でもないか。
「おおお、錬金術士だったな。そうか、錬金術士なら家を作れるのだな、簡単に。それなら私も罪悪感は無くなったよ」
「罪悪感は大事ですよ、パタゴナ! 俺は普通の人です!」
「ここに来るまで、罪悪感でフランツには悪いなと考えていた。俺もまた酒が飲めるな。また飲ませてくれよな!」
「ダメです! 特にあなたは危険です!」
ガーターも反省を止めた。
それで酒を飲みたいと言い出すので、そこは確実に否定した。
なんだ、フェンリルは反省しても、直ぐに立ち直る性格をしているのがわかった。
困った一族だよな。
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