『錬金144話 精霊王とフェンリルの長』
山は険しい森林だった。
険しくて道も複雑である。
迷ったら困るくらいの道だ。
みんなからはぐれないようにしよう。
山の奥地には、住居がたくさんあった。
完全に精霊の村、いや街である。
いずれも木材で作られた家屋だ。
多くのドリアード族が歩いたりしている。
人型をしているのと、木の形態をしているのが、ごちゃごちゃだ。
街では、どちらでもいいみたいだな。
みんな精霊王と女王には失礼ないようにしていた。
王の後ろをパターンらフェンリル数名が歩くのを見た。
「フェンリルだああああああああああああ!」
「王が危ないいいいいいい!」
パタゴナやガーターを見たら、態度は急変した。
穏やかや空気が、危険な空気になる。
「みんな、大丈夫よ、私の連れなの。大丈夫だから、そのままにして」
「リア姫!」
「リア姫が言うなら」
リアは慌てる仲間らに声かけして、落ち着かせたのは驚いた。
リアて凄いな。
やはり姫て呼ばれていた。
姫だけに、説得力あるな。
俺がいっても駄目だろう。
「リアが凄いてわかった」
「あたり前よ。ここではね。ここはドリアード族の隠れ街。奥地にあるから、ほとんど誰も来れないの。だから街の人もフェンリルを見たのは初めてだし、人族も初めてね」
「俺も初めてか」
「街には長い間、ドリアード族だけで暮らしてきたの。ドリアード族以外の人はない。画期的な日になる」
「そうか、来て良かったかもな」
街にはドリアード以外はいないし、来たのもいないらしい。
人族を見たのも初めてらしいな。
街の中には、大きな家があった。
他の住居よりも特別に思える家だった。
家は巨大な木が上に伸びていて、木と家が一体となっている。
凄えな、まるで大樹の中に住んでるみたいだな。
「パタゴナよ、あれが我がドリアード族の樹だ、中には入れるのでな」
「これが伝説のドリームの樹か!!!」
「凄い。木の精霊が住む樹があると聞いていたわ。こんな近くにあったなんて!!」
どうやらドリアードの樹て有名で伝説らしい。
おれはそんな伝説を見れたわけか。
なんか感慨深いな。
パタゴナとガーターも驚いている。
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