『錬金129話 フェンリルと食事』
「パタゴナ、俺の料理を食べたいのかな。それなら大歓迎だ」
「えっ、いいのかい、フランツ殿が食べてくれていうなら、我々も食べることにする」
やっぱり食べたいのだった。
素直ではないけど、嬉しそうであるのは、俺も同じ。
「フランツの料理は美味しい。家に来てください。準備します」
「ありがたい」
家にフェンリル族の方を10人案内した。
形態は人型になってもらう。
獣形では、体が大きいので、家におさまらないので。
それに怖いのもあるしね。
「ありがとうご主人様。一族を家に招いてくれて」
「いいのさ、フェンリル族と打ち解けて俺の方こそありがたいよ。むしろ歓迎さ。フェンリル族と仲良くなれたなら、魔族なんかの大群が来ても、恐れることはないしね」
いずれは魔族や魔王とも出会ったりしても、心強い。
なにせ伝説の魔物が後ろにいたら、こんなに心強いことはないよ。
あとは俺の食事が口に合うかだな。
「俺が作る料理が、モフルンの母親や仲間の口に合うかだな。いつも作るご飯になる」
「うん、絶対にお母さんは満足感します!」
「よし、それじゃ待っててくれな!」
モフルンからも、いつもの料理でいいとなるので、焼き肉を塩とコショウで味付けする。
いつものようにミスリルのフライパンで炒めた。
肉はまだあったから良かった。
それと農地で取れたキャベツがある。
キャベツは、ミスリルのフライパンで炒めた。
やっぱり野菜も欲しいからね。
肉だけでは栄養に偏る。
栄養面も考えてある。
フェンリル族が野菜食べるかは、不明ではあるが。
でも犬とかは雑食ていうから、たぶん食べるという期待で作る。
切り札もあった。
まだみんなには出していないが、街に行った際に購入したのがある。
酒だ。
俺は酒は少ししか飲めない体質だった。
けど、みんなは飲めるかな?
フェンリル族長にも、一品として出してみたい。
酒が飲めるなら、満足感も上がるよな。
料理は待っているので、一期に作った。
作ったのを、葉っぱのお皿に乗せると、リアのスイに運んでもらおう。
「さあ、料理は出来たよ。リア、みんなの所へ運んで!」
「運びます!」
「スイも運びますよ!」
「頼むね」
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