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『錬金120話 フェンリルの神殿』


「神殿については、私が話します。娘が気に入った男が知りたいなら。それに母親の私も知りたそうだしね」


「ご主人様を勝手に母親を狙うみたいに思わないで、お母さん!」


「フランツは、気に入られたようよ、褒めるから」


「リア、俺はそんな褒めたわけじゃ」


 まいったな、パタゴナは俺が気があると思ったらしいな。

 そりゃ美人ですけど、さすがに娘の前ですからね。


 リアもリアで、俺を疑う感じで、やめてくれよな。

 俺は覇者の剣について、真剣に聞いているのだ。


「神殿は近くにあるのね、そして神殿は深い谷があって、たどり着くのはとても困難な道なの。フェンリルしか道は知らないの。谷は迷宮と思ってくれてたらいいわね」


「迷宮か、知らずに谷に行ったら……」


 迷宮て言葉はファンタジーだな。

 入ったら出れないてヤバイだろう。

 自然に迷宮が作られるとある。

 ダンジョンなんかも、自然に生まれると言うし、どうやったらこんな複雑な構造になるのかと思ったことある。


 ダンジョンは一説にはダンジョンが人族を中におびき寄せているとも聞いた。

 人族は死ぬとダンジョンの養分になるとかで、最悪だよね。


 その代わりダンジョンにはご褒美の宝箱が用意されて、それもダンジョンが人族を釣る餌らしい。


 まあ冒険者はなぜか困難な所には行く習性があるから、賢者も行ってしまったのだな。


「いるわよ、過去に。魔族の幹部や人族の賢者とか」


「それで、その人は?」


「迷宮の谷で帰らぬ人になってたわ」


 賢者さん、残念でした。

 行ったのに、帰れないとは。

 賢者レベルで、帰れないとこ、危険過ぎる。

 俺は願わくば行きたくないものです。

 賢者さんのように死にたくはないのでね。

 この農地で農作業したり、スイやリアとまったりスローライフしています。


「フランツ、行ったらだめよ。開拓するとか言って行きそう」


「行くかよ! 絶対に行かないよ俺は。リアこそ行って来てみたら」


「勘弁して」


「神級の宝具は、手にした者は最強にも近づくと言われる。魔王を筆頭に魔族は必死になる。魔族と人族は過去に何度も何度も戦いをしてきたのは、皆さんご存知でしょう。長い歴史で、魔族が勝った時代もあるし、逆に人族が魔王を制圧した時代もある。そこに影響していたとも言い伝えられている。宝具を取るか取られるかで、戦況が変わっちゃう」


 そんな危ないアイテムなのか。

 そりゃどちらも必死になるし、早いもの勝ちてわけか。

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