『錬金012話 勇者グラティアス視点』
『錬金012話 勇者グラティアス視点』
どうだ、痛いだろ、なぁ痛いだろ!!!
「ええええっ!! 悲鳴がない!!」
「どうしたのグラティアス? ベヒーモスは普通に攻撃してくるわ!!!」
ガアアアアアアアアアア
ガアアアアアアアアアア
ベヒーモスが俺の攻撃を受けても、まるで何もなかったかのようにして、俺に攻撃して来た。
「うゎああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「グラティアス!!!!!」
ベヒーモスの攻撃は凄まじい当たりだった。
俺の体はミーシャとフィーネルが見えなくなるまで、吹き飛んだ!
痛いああああああああああ!
まさかだろ、勇者パーティーの俺が死ぬのか?
予想以上に苦戦しているのは、なぜだ?
俺の剣の攻撃?????。
攻撃が効いていたら、ベヒーモスは簡単には俺に攻撃してこれない。
「グラティアス、大丈夫、今から回復魔法するからね!」
「頼むぞフィーネル」
フィーネルは僧侶であって回復魔法が使える。
俺が倒れている地点まで来て、回復させる。
ただいつもならこんなに早く回復魔法をすることはない。
いつもと違うんだよな?
フランツが居ないから、やりやすいはずなのにだ!
その後もベヒーモスが攻撃してくるも、ミーシャの氷弾は効いた。
しかし俺の剣が全く効かないのだ!
なぜだああああああああああああああああ!
「きゃあああああああああああ!」
「ミーシャ!! ミーシャがやられた!!」
「さすがにミーシャだけではキツイよ、グラティアス!! どうしてグラティアスの剣は効果ないのよ! さっきから??、でもベヒーモスはノーダメージだよ」
「わからないんだ。なぜか俺の剣はベヒーモスには通じない。ベヒーモスは剣の攻撃が無効なのかよ?」
魔物にはそういった特殊スキルを持つのもいるし、物理攻撃無効とかのスキルを持っているのかもだ。
それなら俺の攻撃が無効なのも頷ける。
きっとそうだ、きっとそうに違いない。
俺の攻撃が効かないわけないのだ!
特別な理由があるのだな、これで納得はしたものの、ミーシャがピンチになり、俺も飛ばされる。
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