『錬金1065話 魔人ゲートは本気を出す』
『錬金1065話 魔人ゲートは本気を出す』
「コメは私が守る!」
「守らせない!」
コメ論争が再び勃発。
コメをなくすか、残すかの戦いになる。
もしミラーが勝ち、俺たちカエンが負けたら、コメの未来はなくなる。
すべてのコメ農地が消える。
俺も嫌だ。
コメはコムギと同じく好きだし。
俺の町にもコメ農地はある。
「俺のコメ農地も消滅させるきか?」
「当然です、全て消滅です!」
「俺は認めない。阻止する」
ミスリル剣とミラーの剣が重なる。
俺が戦っている地点は魔王城の下。
そこから離れた地点は魔人ゲートがいる。
ストラマーベルらが激闘中。
魔人ゲートは俺たちの戦いで負けてはいるが、決して弱い相手ではない。
いっけんすると弱く思われるが、見間違いをすると、こちらが犠牲をする。
それくらいゲートと親衛隊のカナジョとタイセイは強い。
現にストラマーベルと魔将娘が共闘していても決着はついてないのが証拠。
十分に気をつける相手で、元魔王だけが危険ではないのだ。
「ゲート、、、お前は俺が魔王なのが気に食わないのだろ?」
「そうさ、俺はお前から魔王の座を奪う。魔都を出てもずっと狙っていた。今日がその日となる!」
「ゲート様を魔王に!」
「ゲート様こそ魔王にふさわしいお方。カナジョはそう思います! ストラマーベルには魔王は辞職をおすすめします」
「断る」
俺は戦いつつゲートの方にも注意をした。
会話は魔王の資格。
どちらが魔王にふさわしいかと言っている。
ここはストラマーベルも負けられないよな。
ゲートが威張っていると、部下の魔王軍からしたら、情けないまおうと見える。
魔王の風格にかかわるので、ゲートを放置はしたくないだろう。
ただ、しつこいな。
誰かと似ている。
グラティアスか。
勇者グラティアスと似て、しつこい。
グラティアスはどう思うか知らんが。
そこでゲートは、
「魔王の資格がないと思うなら、俺の力をストラマーベルに見せる時だ、、、さあああ、俺の為に動け魔物よ、ストラマーベルを倒せええええええええ~」
「、、、、何をする気だ」
「ストラマーベル様、、、向こうから何か来ます、こっちに来ますよ!」
「あれは、、、ストラマーベル様の魔王軍の魔物でしょう! これはラッキーです。ストラマーベル様の為に応援に来たのです!」




