『錬金1060話 魔王と元魔王が会う』
『錬金1060話 魔王と元魔王が会う』
まるでコメが魔族を滅ぼすみたいに聞こえる。
カエンはコメが好きだし、これが衝突した理由か。
会うまでは理解出来なかった。
でも会ってみてわかった。
カエンが憎んでいる理由が。
俺も言いたいことはあって、
「まてよ、まるでコメが悪いみたいに聞こえる。なぜコメが悪い?」
「その前にあなたが人族か聞きたい」
「人族だ」
「人族ならちょうどいい、話してやる。コメは人族の一番好きな食料の一つだ。人族の好きな食用は魔族にとっては敵である。憎き人族のコメをなくすのが私の思想だ。世界からコメ農地を滅滅させる。おわかりですかフランツ」
「わかるかよ。人族だけじゃない、魔族もコメは食べるだろう。だから魔都の農地にもコメ農地があったのだ」
「魔族でコメを食べるのは魔族として失格だ。恥を知れ」
あくまでコメはミラーには敵のようだ。
食べる対象ではないと。
そんなことない、美味しいけどな。
「そんなことないよ。コメはとても美味しい食物だ。決して人族のものではないさ。ミラーは食べたことはあるのかい?」
「あるわけない!」
「ないのか、食べたらいいのに」
「そうだよ町のコメは美味しい。魔族もみんな食べている」
「ミラーもフランツ町長の町にきてコメを食べたらいい。驚くよ」
魔将娘パヒューナが誘うも、
「誰がコメを食いに行くか!」
「ダメみたい」
「当たり前だ!」
「コメの良さを知らないで、燃やすのは許せない行為。また戦うしかないわね、、、以前は邪魔者がいたけど、今回こそぶっ飛ばしてやろう!」
「はああ? 何言ってんの。私はカエンとは戦いもしてないし、もし過去に戦いがあったなら記憶にないくらいのザコでしょう」
やはりファイアドラゴンてのはわからないようだ。
「ザコ~~~~!」
「そうよザコです。記憶にもない」
「じゃあああああ、思いださせてあげましょう、私のファイアブレスでね、ファイアブレスだ!!!!!」
カエンが部屋の中で攻撃開始。
えええ~ここで戦うのか!
まあカエンからしたら、どこでも同じ。
カエンの手から強烈な炎が出る。
向かうのはミラーだ。
「炎、しかもこの火の強さは、ああああああ」
ミラーは何か魔法かなにかで防御した。




