『錬金1052話 町に手紙が来る』
『錬金1052話 町に手紙が来る』
一緒に!
カエンは魔都に行くと言い出す。
因縁があるみたいだが、急すぎる。
カエンに取ってはミラーは敵らしい。
ストラマーベルも納得する理由があるのもほのめかす。
「カエンの敵」
「カエンが嫌いな理由があるみたいだ」
「ストラマーベルも理由がありそうだ。教えて欲しい」
「町長には言ってなかったが、俺はミラーと戦った。魔将娘や少女隊もいたが。それで何とか封じた。どうして封じたかは、ミラーにある。たぶんカエンが言ってるのは、そのことだろう。ミラーは反コメ同盟をしている」
「反コメ同盟?」
「コメに反対する同盟? コメを食べるなってこと」
「そういうことだ、ミラーはコメを嫌っている。世界のすべてのコメをなくすという目的があり、俺の魔都のコメ農地を燃やそうとした。それで牢獄に入れた」
なんだその理由は?
戦った理由がコメですか。
もっと魔王らしい争いかと。
「コメで戦争!」
「コメが嫌いだから戦ったなんて、魔王と魔王の争いらしくない」
「領土の争いや、最強を決めるとかであって欲しい」
魔王の品格にみんなもがっくりとする。
俺もがっくりした。
コメですかって感じ。
「それは私もです。ミラーが反コメ同盟と知った私はコメを守りたいとなる。ミラー探し出して、止めようと考えた。そしてようやく発見した。ミラーとは戦った」
戦ったのか。
カエンもコメかよ。
全くコメは争いの元だな。
それで結果はどうなった。
「戦ったらどうしたの、結果は?」
「ほとんど互角だったかな、まあミラーの魔王軍とかもいて、邪魔もあった。それで私はコメは大切にしろとは言ってある。その後は知らない。ストラマーベルの魔都に行ったり牢獄にいたのは知らない話」
コメはカエンにとって大事だ。
大好物である。
それで怒ったわけだ。
「つまりはカエンはコメが原因で魔王と戦ったてことね、カエンにはコメを燃やすのは許せない行為てことでしょ。だから魔王でも戦った」
「カエンらしいな」
「コメの恨みは怖いね」
「私も行きます。ミラーが居るなら、絶対に行く。そして魔都のコメ農地を私が守る」
「カエンが行くのは認めるのは賛成。カエンにとっては大事なことなのよ。他の人にはわからないけどカエンには譲れない線なんだわ」




